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【本の紹介】客観的な紹介文はありや?なしや!?

少しでも沢山の人に
記事を読んで欲しい。
そう願わない日はありません。

でも、素直にそうなるべく
記事を書いているか?
というと、
私は、反対なことをしている、
気がします。
おそらく、
読まれにくい記事を書いている、
私のへそ曲がりなせいか(笑)。

まず、本に関する記事。
本については、
中身を要約したような、
その記事を読んだだけで、
得したような客観的な感想文、 
客観的な紹介文を書くのが、
バズるには王道でしょう。
しかも、学びになることを
1つ2つは加えておくのもマスト。

客観的な読書記録は、
私みたいな主観的な紹介文より
たくさん読まれるはずです。

それはわかっているんです。
わかってはいるんだけど、
もう1人の私はこう言うんです。

本に関して、
客観的な感想や紹介なんて、
あり得るだろうか、
あり得るはずがない、と。

客観的!なんてものは、
NHKの報道スタンスがもたらす
幻想でしかなく、
芯を食ったニュースは、
主観的なスタンスでしょう。
客観的なニュースなんて
存在しない、
そう私は信じてきました。

だって、読んだ人が
おもしろかったポイントについて
熱を込めて語る紹介文が
面白く伝わるに違いないからです。

客観という虚像よりは、
主観という真実を刻みつけようと。
それが私の信条でした。

ただ、この信条のせいで、
私はnoteでは損をしてるでしょう(汗)。
それもわかっているのですが…(笑)。

では、なぜ客観的な紹介文が
歓迎されるのか?

それは忙しい日々を生きる
みなさんにとって、
他人の主観なんてものに
付き合う暇も義理もないからです。
そんな暇があるなら、
よほどの有名人の主観や
よほどの人気ブロガーの主観を
読みたい訳ですし。

とにかく、時間がない。
ならば、無名の客観的な紹介で
本のあらすじが知りたくなる。

だから、
客観的な本の紹介のほうが、
より一層たくさんの方に
読んでもらえるはずです。
わざわざ、主観的な紹介文を
記事にしている私は、
まあ、損をしているに違いない。

元編集者として、
それくらいは、
頭では理解してるんです、さすがに。
(笑)

ただ、体が、手が、指が
どうしても「客観的な視点」
というものを拒みます。

主観を信ぜよ。
客観を疑え、と。

中立や客観というものは、
幻想にちがいないという
信条がそうさせています。

学生時代に、
現象学や実存主義を
中途ながら、習ったのも、
原因かもしれません。

それにしても。
毎回、私のような無名の、
決してなんのお役立ちにもならない
まなびの少ない、
へそ曲がりの嘆き節を
毎度読んでくださる方々が
いらっしゃるのも、
事実としてあります。
客観的事実として(笑)。
誠にありがとうございます。

ただ、本当は、
もう少し、本の記事なら、
要約した内容紹介を
書いてくれよなあ、
そう皆さんも、内心、
思っているかもしれませんね(笑)。

それにしても、
客観的な読書感想文なんて幻想だ、
というのは、考えてみたら、
このnote自体への、
批判になってしまいますね。

客観的理解、
客観的メッセージ、
客観的伝達、
そうしたものが果たして 
可能なのか?存在するのかどうか?
私なりに納得できるよう、
もう少ししっかりと
自問自答せねばなりませんね。

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