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#5 立ち止まる勇気

6月も終盤、2022年になってから
6ヶ月が経とうとしている。

私の大学でのサッカー人生も残すところ
あと半年ほどになりました。
本当に時が経つのは早いな、、、

今回

「立ち止まると勇気」

というタイトルにしたのは
自分自身の体験と周りで起きたことに
刺激を受けたので書いてみようと思いました。

最近、足首の怪我から復帰し、
先週のリーグ戦では5試合ぶりくらいに
試合に出させてもらいました。

やっぱり公式戦の空気感って、経験したことが
ある人は分かると思いますが、最高ですよね。

しかし、その公式戦以前からというか
復帰直後から今まで感じたことがないくらい
全身疲労が酷くて、脚が上がらなくなる直前まで
悪化したり、これ以上走ったら筋肉がぶちって
なりそうな状態までどんどん悪化していきました。

最初は騙し騙しでなんとか2週間くらい
プレーし続けたのですが、先週ついにマークに
ついていけないくらい走れない状態になり
練習を途中で抜けました。

正直、色々なことが頭をよぎった。

本当に抜けるかめちゃくちゃ迷った。

1つは、当たり前だけど試合前でメンバーに
入れるか入れないかの瀬戸際にいる分
ここで抜けたらメンバーに入れる保証がない。
監督からも弱い奴だと評価されるかもしれない。
4年でやっぱりチャンスも少ないので、
抜けたくないっていう気持ちも強かった。

2つ目は、逆にここで抜けなかった場合。
もしこのままプレーを続けたら
ほぼ確実と言っていい程、足に限界が来ていた。
一度肉離れをしてしまうと、
完治まで長くて2ヶ月くらいかかってしまう。
そうなった時に、前回の怪我で社会人チームの
練習参加を延期してもらったので
これ以上先延ばしにするのは相手にも失礼だし、
個人的にも7月には進路を決めておきたかったので
ここで抜けるのは厳しいなと思っていた。

あまり考える時間もなかった中で出した決断は、
一旦プレーを止めることだった。

正直怖かった。
監督に言いに行く時、どんな反応をされるか。
でも自分で決めたことだから、
その決断で最善の方法をやるしかないと思った。
次の日は、とりあえず入りますとだけ伝えた。

次の日、グランドで監督から話があった。
言われると予想していたことを案の定言われた。

でも監督は、自分が悩んでしっかり考えた上で
止まる決断をしたこともわかってくれていた。

それだけでありがたかった。

ただ、やっぱりサブの立場って難しくて
短い時間だったとしても出た時に
最高のパフォーマンスをしないといけない
から、
それに向けてしっかり身体を作っていかないといけない。
そんな中で、筋肉系の怪我をすると
やっぱりメンバーにいれるか迷うとは言われた。

本当にその通りだと思う。
でも今回の失敗で学んだこともある。

サッカーもそうだけど、
失敗から学ぶことってすごく多い。
この学びは、本当にこの先の自分に
本当に必要な学びだったと思う。


スポーツ選手は本当に難しい。
常に勝負の世界にいるから、
できれば立ち止まりたくないし、
立ち止まっている間にライバルはどんどん成長していくから、どうしても無理をしてでも続けることが多いと思う。

でも自分は立ち止まるということは、
必ずしもマイナスではないと思う。

確かに何も考えずに"ただ足が痛いから抜ける"
これは違うと思う。
でも悩んで悩んでちゃんと考えた上での決断が
例えその場ではマイナス要素が強い
立ち止まるという決断だとしても
その勇気ある決断が、良い失敗を生み
良い学びを生むと思う。

今回の自分の怪我に対する判断を
肯定するわけでもないけど、
否定しようとも思わない。

ただ、立ち止まる勇気これは
特に怪我持ちの選手にとっては
どこかに持っておいた方が良い考えだと思う。


これに関連した話で、私の身の回りで起きたこと
といえばBTSがソロ活動を積極的に始めるという
ニュースで、私はBTSのファンなので
メンバーが涙を流しながら1時間近く話し合った
動画を見ていて思ったことを書きたいと思う。

BTSは今や音楽の域を超えて
その存在自体が世界に大きな影響を与える
グループだということは皆さんもご存知でしょう。

しかしそのBTSのメンバーも今回、
活動休止ではないけど私的には
一旦立ち止まるという判断をしたんだなと思っています。
それはグループとしてより良い未来をファンと共に歩んでいく為の前向きな判断です。

あれだけ世界中で人気で、
なにも悩みがないだろうとか、
お金を稼いでいるから贅沢して暮らしている
だろうと思っている人もきっといると思います。

しかし、今回の話の中でポイントとなったのが
9年の活動の中で、特に人気が爆発した頃から
自分達が伝えたいことすらわからなくなったり
それについて考えたいのに
その時間すら与えられないという状況に
陥ってしまっていたということです。

ただのアイドルグループではなく
心から音楽を愛するBTSのメンバーは
方向性がわからなくなっている状態に
ストレスを感じ、罪悪感すら感じるように
なってしまっていたようです。

そこで今回、そのような状態だったということを
初めてファンに打ち明け、
メンバーが涙を流しながら話すという状況が、
理解していないメディアによって
「活動休止」という間違った捉え方で
世間に出てしまいました。

彼らは、活動休止だから涙を流していた訳ではなく
今までずっと7人で抱えてきた苦しい気持ちを
ファンに打ち明けてもいいのかという
罪悪感と、それでもファンはきっとわかってくれるだろうという葛藤で涙を流したんだと思います。

少し話が逸れてしまいましたが、
あのBTSでも立ち止まる決断をすることもあります。

私は今回のBTSの話を聞いて
立ち止まってもいいんだと逆に勇気を貰いました。

ただ、やっぱり勝負の世界は甘くないので
その判断をした上でできることを
しっかりやっていきたいと思います。

とても長くなってしまいましたが
今回1番伝えたかったことは、

立ち止まる勇気も時には必要


だということです。

もし仕事で辛い時、上手くいかない時、
一度立ち止まって本当に大切なことは何か
振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

拙い文章ですが、最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

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