少女漫画のヒーローに憧れる

きっと、女性なら誰でも一度は経験したことあるんじゃないでしょうか？

私は小学生の頃『姫ちゃんのりぼん』という少女漫画が大好きで、作中に登場する小林大地くんにガチ恋していました。
「いつか大地みたいな彼氏を作る！」と本気で思っていたほど。

学校の授業中も大地と付き合う妄想を繰り広げては、ひとりでニヤニヤするやばい子どもだった笑

ちなみに『姫ちゃんのりぼん』は、主人公・姫ちゃんが魔法のリボンで変身しながら、様々な経験を通して成長していく物語。
りぼん黄金期と呼ばれる時代を代表する作品のひとつです。

「パラレルパラレル～〇〇になーれ！」の呪文をこっそり真似していたアラサーアラフォー女子は私だけじゃないはず。

後先考えずに変身してはトラブルに巻きこまれる姫ちゃんを、何だかんだ言いながらも助けてくれるのが大地。
普段はぶっきらぼうな態度だけど、時折見せる優しさに胸キュンがとまらなくて、小学生の私はベッドの上を転げまわっていた。

少女漫画に登場する男の子って、どこか現実離れしているというか。
やっぱり女子の理想が詰め込まれているから、リアルでは絶対いないでしょ～みたいなキャラが多い印象なんだけど。

大地は授業サボって友達と遊んだり、やんちゃして先生に怒られたり、いわゆる普通の男の子っぽい感じで描かれていました。

クラスにひとりはいそうなリアル感が女心をくすぐったんだと思う。
小学生の私は大地の普通っぽさに親近感を感じて、それゆえに「いつか大地みたいな人と付き合えるかも」って淡い期待を抱いちゃったんだよね。

まぁ当然ながら、大地みたいな男子はクラスにいません。
（自分のクラスにはいないだけで、他の学年にはいるはずと本気で思ってた）

きっと中学生になったら、大地みたいな男の子と出会えるはず！
そんな期待を胸にワクワクドキドキしながら、中学3年間を過ごしたけど…出会えない。

ところが、高校生になっても大地のような男の子と出会えません。

いや…違うな、かっこよくて女の子から人気がある男子は何人もいた。

さぁやっとここで、残酷な現実に気が付くわけです。

そもそもイケメンで人気ある男子は、カースト上位の女子にしか声をかけない！！！
クラスの中で特別かわいいわけでもなく、目立つ存在でもない中途半端な私は相手にされないわけ涙

改めて、姫ちゃんのりぼんを読み返してみると、小学生の頃は気づけなかった真実が…。

ヒロインの姫ちゃんも立派にカースト上位なのよ！
男勝りでコンプレックスだらけみたいに描かれていたけど、普通にかわいいし人気者じゃん。

もし、大地みたいな男の子がいたとしても、自分が選ばれるかは別問題なんですよね。

その証拠に初めて付き合った彼氏は、ヤンキーっぽい男の子でした。

金髪にピアスのちょっと悪い雰囲気に惹かれて、ほとんど話したこともなかったけど、流されるまま付き合うことに。

下記のnoteでも書いたんですが、いわゆる「悪い男」も好きでして(テヘ）
今ならこの手のタイプと付き合っても幸せになれないのが分かるんだけど、まだ高校生だったからねぇ…。

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