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はじめての電車紀行 #1

こんにちは。ジュドポワールです。

でん‐しゃ【電車】
主電動機を備えた旅客車・貨車およびこれと連結運転される旅客車などの総称。

今や現代人に欠かせない公共交通機関、電車。それに乗れるようになろうというのが本記事の趣旨となっております。

思い返せばこれまで移動とは程遠い14年間を送ってきました。生まれた時からインドア派で小学校に入っても滅多に外に出ず教室で過ごす日々。外で遊ぶ機会がなく、自転車の練習も全くしてきませんでした。中学受験のために塾に通うようになりやっとバスに乗れるように。その後、通学のために小6から中1にかけて自転車を猛特訓、やっとの思いで乗れるようになりました。中学生になっても部活に入らず試合などでどこかに行くということも無く、電車に乗れないまま今に至ります。

私は中学受験をしてちょっといい学校に入ったんですが、入学して驚いたのは8割以上の人が電車通学をしていることです。中には通学に片道2時間という狂気の通学形態を取っている猛者も結構います。それなりに人気の学校だとは知っていたんですがまさか皆がそんな遠くから来てるとは思いませんでした。

 学校の友達は皆、家が近くなく電車にも乗り慣れているので遊ぶと言ったら必然的に電車でどこかに遊びに行くことになります。そんな時、僕は今までどうしていたかと言うと"沈黙"です。
皆と遊べない孤独、無力感に苛まれながらこの中学生活を送ってきました。

しかしそんな日々も今日でおさらばです!
私は今日から電車に1人で乗れるようになるんですよ!

学校のイベントで校外の施設に集合する時も毎回、誰かに頼って電車に乗ってきましたが、中3になり1人で電車に乗れるようになった私にはそんな必要性ありません。


このシリーズについて

「はじめての電車紀行」は14歳にもなって電車に乗れない私が電車に乗れるようになるまでの記録です。
一旦の目標としては1人で動物園や水族館、映画館に行くことです。しかし私は電車初心者なので目標達成までにいくつかのステップに分けてマスターしようと思っています。シリーズ終了は一体いつになるのやら…。


今日は

今回は第1段階として、"1人で"電車に乗ることです。
「どこで何をする」などの詳細な目標を決めず、軽く散歩するだけです。乗り換えも一切ありませんし目的地も田舎の小さな駅です。しかし"1人で"やることが大きな一歩なのです!
それでは行ってみましょう!

行くぞ!

駅までは徒歩で行きます。散りかけの桜を横目に約20分。途中で同年代の人達とすれ違い、知り合いじゃないことを祈りながらみっともなく息を殺して通り過ぎる。日曜日の昼なのでみんな私と違って遊びに外に出てるんですね。

駅に着きました。母親から授かったICカードを改札にかざす。この瞬間がいつも怖い。昔1回止められてそれがトラウマなんです。恐れながらも改札を無事通り抜けました。まあ私のICカードは後払いらしいので止められるわけないんですが。
「ありがとう、お母さん!」

すぐに電車が来て乗り込む。昼間なので空いてました。
己の成長に感動した。大きくなったな俺。ついに1人で電車とはな…
2駅後に降りる。すっげえ近場だが私にとっては大きな進捗なのだ。

降りたらすぐに改札を抜け駅から脱出できました。予め駅のマップを調べていて良かった。改札がひとつと出口が2つの超単純構造ですが私にとっては初めてのダンジョンです。警戒していて損はありません。

ここからは気が楽です。ブラブラ歩くだけでいいんですから。
とりあえず公園を探します。一息つきたい。はじめてのことばかりでMPが消耗されています。20分ほど探して見つかりました。私は散歩が好きなのでさほど苦ではありません。

公園に最高な遊具があった
自販機で買った。二口目まではテンション上がる。

私は長期休暇中など暇な時たまに散歩に行っては面白いものを写真に撮っています。先程も言ったんですが生まれながらのインドア派なので外界の殆どが新鮮で面白いです。しかし今回の散歩は面白いものがあんまり無かったです。残念。

タバコの自販機に書いてあった。行政ってそんなこと言っていいんだ。


一通り散歩したので帰ります。1度電車に乗ったことで電車に対する恐怖が薄れました。無敵状態です。なんでも出来る気がする。
ただ改札だけは怖い。



無事帰宅出来ました!

今日一日の感想を表すならば「楽勝」ですね。
電車おそるるに足らず。案外ザコでしたね。とはいえ今回相手にしたのはレベル1。ザコで当たり前です。今後私が相手にするのは迷宮化した都会の駅、人が多い電車、複雑な路線とダイヤ。なんなら今回は散歩が目的だったので大丈夫でしたが、極度の人見知りたる私にとっては電車を乗った先の施設やお店でも苦戦するでしょう。手強そうです。
ひとまず帰って来れて一安心です。

今回は以上です!大いなる1歩を踏み出したジュドポワール少年。これからどんな困難が待ち受けているのか。

それでは

【おまけ】

前に散歩で見つけた構造物
ここだけ見たら完全にロケット団の仕業

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