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基礎だからって簡単だと思うなよ

「基礎」という言葉を聞いたらあなたはどのくらい難しいと思うだろうか?

最近弊社では有志で数学勉強会をしている。社会人のための数学教室を運営しているすうがくぶんかという会社から2人、大学博士課程で研究している先生が週に1度教えに来てくれている。これは、現在盛り上がっているAIへの理解をより深くして、今後の事業に活かそうということだ。その中で先生がポロッといった一言が妙に心に残っている。

「ぼくたちは数学の基礎を教えているんですが、それは決して簡単という意味ではなくて、発展していくための礎なのです。」

なぜこんな話をしたかというと、僕が最近読み進めている『Swift実践入門』がまさにそういった感じの本だからだ。Swiftとはプログラミング言語の1つでiPhoneアプリを作るときに使うものだと思っていただければ、ここでは十分だ。

入門というタイトルだが、これからiPhoneアプリ開発を一から勉強したい人には全くおすすめしない。ここでの「入門」は上記の「基礎」の意味なのだ。

実際、『Swift実践入門』は難しいとはいわないが、簡単ではない。それは商品説明に

「なぜ」や「いつ」を解消することにも主眼を置いています。

とあるとおりだ。ただSwiftというプログラミング言語を使えるようになるための本でなく、本質的な理解を目指す本なのだ。この本を読み進めていくと、今までなんとなく使っていた文法が腑に落ちてくる感じがしてとても心地よい感触が得られる。

僕はこの本を読みながらこのnoteというサービスのアプリのコードを書いている。この本のお陰でコードの品質はあがっている(はず)。本物を目指すエンジニアにぜひ読んでもらいたい本だ。

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コンテンツ会議は弊社代表加藤とコルクの佐渡島さんが二人でPVを競い合っているマガジンで、出版業界を中心に多くの方に読まれています。敏腕編集者の二人が、コンテンツ(本、舞台、ドラマなどなど)について独自の視点から語っています。毎週水曜日更新です。


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