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環境が変われば暮らしが変わるという幻想#9

本日もご覧いただきありがとうございます.ゆうちゃんです.
育児と仕事の中に発信活動を組み込んでいくのはまだまだ習慣化されていません.
一記事を書くのも時間がかかるし...継続は力なり!で頑張ります.

前回は「失敗から学ぶお金の話」について実体験をもとに書かせていただきました.ぜひお読みいただけると嬉しいです.

今回は,環境の変化によって日々の暮らしが変わるって幻想だ!ということについて書いていきたいと思います.バリバリの実体験です!


居住環境の変化

私のnoteでも書いてきた通り、2年ほど前に新築戸建て注文住宅を購入して引っ越しました。建築家さんのヒヤリングによって私たち夫婦が望むライフスタイルを形にしていただきました。
家づくりを進めている間は、家事動線も考えたし趣味の時間も大事にするし、家のあちこちに居場所となる工夫を凝らして家族の適切な距離感も意識した!こればばっちりだ!と期待感は膨らみ、気持ちは高揚していました。

洗濯と衣服収納の導線設計中
実際の洗面まわり

色んなことをシュミレーションしてイメージを膨らませたり、実際に家具を見に行くなどして引っ越し前後のイメージギャップを減らす努力をしました。当時は、子どもが一人でしたが、生活と仕事とで日々はバタバタ(今のほうがバタバタです)。家事ラク動線+自分たちにあった間取りということで、引っ越したらすっごく楽になるはず!と、とても期待していました。

家族のかたちの変化

新居での生活が始まってからどうだったかというと…バタバタな日々は何も変わりませんでした。子どもが寝たあとに夫婦でお酒を飲んだりコーヒーを淹れて飲んだりというゆったりした日々を夢見ていましたが、現実は甘くなかったのです。バタバタしているのは、生活環境だけに原因があるのではないと痛感致しました…
もちろん取りや道具によって家事の負担軽減を図ることは大切です。なので、やってきたことは決して無駄ではないのですが、転居後の暮らしにゆとりが生まれることを期待しすぎていたのが良くなかったですね(仕方ないですが)。きっとそんなことは分かっていたのですが、家づくりへの期待感や高揚感のあまり見えなくなっていたのでしょう。
子どもの発達によってや、自分たちの興味関心や経験の蓄積によって、ライフスタイルや家族関係もどんどん変化していきます。事前に暮らし方を決めきるというのは無理なことだと分かりましたし、決める必要なんかなくてその時々に変化していって良いものなんですね。
客観的に聞くと当たり前だと分かるのですが、当事者になるとつい見落としがちな点だと気づきましたので、ぜひこれから家づくりをされる方には教訓にしていただきたいです。

家づくりにおいてのワンポイントアドバイスは、完成させないことです。具体的にいうと、可変性を持たせることですね。建て売り住宅でよくあるのが、この部屋は子ども部屋、この部屋は寝室といったように、部屋に役割をもたせることなのですが、使い方を指定してしまうと家族のかたちが変わっていったときに住宅がその変化に対応していけなくなってしまいます。なので作り込みすぎず、必要になったら壁を追加したり、様々な用途で使える設計をすることがオススメです。
実際に我が家はドアの付いた部屋は一つしか無く、それ以外は多目的なスペースにしています。家族の寝る場所にしたり、広くして走り回って遊んだり、昼間は洗濯物を梁に干したりなど。変化に対応できるのはストレス軽減にもなりますのでぜひご参考にされてみてください。

オープンスペースにカウンターと梁
ある時はホームシアター

自分や家族の軸を持つことが人生を豊かにしていく

どのような家に住むのかは大切なことです。特に住宅性能にはこだわるべきです。目に見えない部分で日々の生活を支えてくれます。高気密高断熱はマストで、それに加えてしっかりと計画換気がされていることが必要です。室内温度に差がないことはヒートショックなどの健康被害を防止できますし、風邪を引きにくくなります。適切なメンテナンスをしていけば、長期にわたって初期投資分を回収していくこともできるので家計にも優しいです(短期で見てしまうと支出多)。住宅性能は家づくりにおいて必須条件ですね。

ですが、それ以上に重要なことは住む私たちがどのような心持ちで住むかということです。自分たちの価値観も変わっていけば、とくに子どもは発達によってどんどん変化していくしその変化は予想不能です。我が家も今年二人目の子を迎え入れ、そのことで時間の流れや一時的とはいえ働き方も変わりました。こうしなければならないと頭が固くなってしまうと、とてもストレスフルです。柔軟に、流れに身を任せていくのが良いのです。

そのためには、ぶれない軸が必要です。私は家族全員が自分らしくいられることや、外でどんなに気を張っていても家ではリラックスし普段の自分に戻れるようなそんな場にしたいというのが軸です。言ってしまえば家はただの箱。その中にある暮らしがとっても大切だと感じています。

最後までお読みいただきありがとうございました!
急に寒さが増してきましたが、快適に過ごすことができています。乾燥しがちなので加湿器は必須。住み心地を良くするためにツールを活用することも必要ですね!

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