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知識まとめ編:評価項目チェックリスト・上肢総集編

PTだけでは足りなかったこと

言うても僕は日本で理学療法を学んで
国家試験を合格して病院でも働いてたので、
ATCの授業でもオーバーラップしてると感じる内容はあります。

そんな僕ですがATCにあって理学療法士に無いと感じるもの、
それは「診断」です。

理学療法士は患者さんを診る前に
必ず医師が診断を行うのが典型的なので
評価は行いますが診断は行わないんですよね。
そもそも診断は医師の役割なのでしてはいけないですし。

それがアスレティックトレーナーは医師より先に患者を診ます。
その上で診断を行い、医師への紹介の必要を判断します。
これは日本のスポーツ現場でも
似ている部分はあるのではないかと思います。

スポーツ現場で活躍するトレーナーは、
法律があるので診断はできなくとも、
少なくともこれらの知識は必要です。
病院でアスリートを診るPTも
これらの知識があればさらに評価とリハビリの質が
向上するでしょう!


診断は難しい

ただこの診断がむずかしい😓
まず評価する項目が多いので、
何かしらをやりそびれてしまいます。

触診だけでも評価ポイントは各関節たくさんあります。
そこにROM、MMT、神経的テストを行い、
整形外科的(スペシャル)テストときますが、
このテスト項目がまたたくさんあるんですよね💦

記憶力の問題もありますが、
実際には患者の問診を先に行うので、
この時の先入観で評価項目が偏ってしまい、
評価の見逃しと怪我の見落としに繋がると感じます。

僕はこれを授業のシミュレーションで本当に身に沁みて感じました。
シミュレーションセンターに行き、患者役の役者相手に評価を行い、
別室で見ている教授陣がそれを採点するという試験なのですが、
なかなか完璧にはできないものです。
そして提出用のカルテを書きながら、
評価し忘れていた項目を思い出しては悔しがっていました。

チェックリストという解決策

そこで僕が作ったのがこのチェックリスト📓
現場でこれを持っていれば評価項目を見逃すことを防げます!
実際に使ってみて気づいた予想外のメリットは
これをコピペして結果を書き込むだけで、
カルテを書く時間が大幅に短縮されることです👏

英語でのカルテは本当に時間がかかります。
なので僕は英語でチェックリストを作りました。
ただ日本で活躍する皆さん、ご安心ください
今回はそんな方々のお役にも立てるように
日本語版も作りました🎉

特に整形外科的テストなどは
習った名前と違うぞ!
という部分もあるかもしれませんがご容赦ください。
もし違う名前で日本で通っているというものがあれば
コメントで教えていただけると幸いです🙇‍♂️

内容は
○問診項目
○評価項目
・視診
・末梢循環
・触診
・神経学的検査
・ROM
・MMT
・スペシャルテスト
という内容で、英語版と日本語版で2つです。

今回の投稿は上肢の総集編として、
今までの肩、肘、手首全ての英語版と日本語版を載せています!
個別で購入するよりも安くなっているので、
ぜひのぞいてみてください📝

今後各関節ごとに股関節、膝関節、足関節と投稿しますが、
また最後に股関節、膝関節、足関節で下肢編として、
まとめの投稿を行う予定です。

今回の内容はあくまで「チェックリスト」として
必要な評価項目を箇条書きにまとめた内容になっています。
ただスペシャルテストに関しては
「名前だけでは現場で思い出せない😢」
と僕自身も感じたので、
写真(自分たちで撮りました😆)と解説付きのまとめを現在準備中です。
スペシャルテストに関して説明も欲しいよという方は、
これはチェックリストをすべて投稿した後に投稿し始めますので、
楽しみにしていただけたらと思います🌟

それではアメリカATC留学卒業間近の僕が
今まで学んだ内容を詰め込み、
冬休みの全てをかけた大作をぜひご覧ください❗️


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