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ちゃんと教わっていますか?(上)

武術を稽古している皆さま
特に、○○○合気○○、合気など合気を看板としている流儀や団体、看板には入っていないものの稽古内容で合気を標榜している道場等で稽古されている方々に問います。「ちゃんと教わっていますか?」
 
流儀(指導者)の中には、形は見せても教えない、技は自得するものだというスタンスの所もあるでしょう。このやり方に納得(共感?)して、参加されるなら、問題ありませんね。また、技が出来るようになることを目的としていない参加者にとっても問題ないでしょう。
でも、多くの教わる側(弟子や生徒)は、早く上達したい、と思っているハズです。
 
ここで例示した合気系武術は、微細な感覚と繊細なコントロールを必要とし、理路整然と懇切丁寧に教わっても(頭では理解しても)なかなか出来ない、としたものです。
そうすると、皆さまが参加されている道場等の指導方法について考えるべきでしょう。それは、自分に合ったものか、術理をきちんと教えてくれているか、わかりやすいか…などです。
さらに言えば、日本の武術は、様々な叡智が詰め込まれたものです。新興武道でそのような知見のないものは、仕方ありませんが、そうだとすると習う価値があるのか?という疑問が生じます。いずれにせよ、貴重な時間とお金を費やす以上、気にすべき課題でしょう。
 
団体によっては、毎回毎回、同じような技を反復練習している所もあるでしょう。反復練習は、重要ですが、何のために重要なのかは、明確にしておくべきです。単なる反復練習はその動きに対する練度はあがるでしょうが、ほぼ意味がないと思います。その技の前提、意味、その先、応用展開を理解した上でやるべきです。そこを明確に出来ていない指導者がいたとすれば、わかっていない、ということです。

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