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また『海街Diary』を読む

マンガで感激したのは『海街Diary』だけかな。
映画「海街Diary」がテレビで放映された。美しい三姉妹と異母姉妹の四女すずの、四人の鎌倉での1年間の生活を描いていたものだ。

たまたま契約社員として勤めていたときに、鎌倉が好きな人がいて、話をしてるうちに鎌倉に興味を持ってきた。「海街Diary」を見た後なので、一人で鎌倉市内、主に杉本寺から長谷寺と、長谷寺の横道を通って御霊神社、力餅屋から成就印、導地蔵尊、極楽寺、極楽寺駅と歩いた。

その鎌倉を歩いた後に『海街Diary』を読んでみたいと、WhatsAppで子供達とチャットをしてたら、全巻を送ってもらえる事になった。マンガは低学年の頃の、杉浦茂のマンガ本いらい読んでいなかった。

全巻が届き、一気に読んでしまった。鎌倉が好きと言ってたパートの人も、『海街Diary』を愛読してると言って、このマンガの話しをするようになった。共に鎌倉という街が好きで、鎌倉から厨子までの地域の風景や店やお寺の話をした。

マンガ本は映画よりも丁寧に時間の流れを追っていて、四人姉妹のそれぞれの生活と、鎌倉の地域との不思議な情景が思い浮かべてくる。同じ四人姉妹の『細雪』とは全く比べようもないが、四人が寄り添って暮らす姿と鎌倉の美しい不思議な風景が、なぜか我慢できないほど引き込まれてしまう。

マンガだけではなく、映画で描かれた四女の迷いや悩みが、マンガの世界と重なり、深く広く物語を膨らませてくれる。

何も出来ない、何の目的感もない、そう感じて落ち込むときには、このマンガを開いてる。もう何度か読んでいて、ほぼストーリーは分かっている。ただ開いて一部だけでも読むと、一気に『海街Diary』の世界に入り込める。

勇気づけられるわけでもないし、気分転換でもなく、ジワッとした小さな力が湧いて、まだ何か出来るかもしれない、そういう気持ちにさせられる。


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