見出し画像

コロナとインフルエンザ

3年前頃から、朝の散歩を始めた。2年以上も掛かったが、しだいに挨拶を交わすようになり、少しずつ世間話も出来るようになった。毎朝ほぼ同じメンバーが散歩に集まっていたが、最近は、ここ数ヶ月でかなりのメンバーが来なくなった。余りにも急に来なくなり、何が起きているのだろうか。

日本ではコロナの変異株とインフルエンザが重なって拡がりつつある。最近では二名の高齢者が亡くなったと聞いたが、コロナだかインフルだかは分からない。救急車のサイレンを聞く機会が、たしかに増えてきた。

今中国では、児童の交差感染が爆発的に拡がっているそうだ。武漢ウイルス・インフルエンザウイルス・マイコプラズマ肺炎などの混合感染が起きていて、重症化しやすくなっている。欧州各国は中国からの渡航制限を行うという。日本では対策は何も考えていないようで心配だ。

日本でのコロナは、子供や成人は軽く済んでいるように思える。高齢者の方が症状は強くでているようだ。娘の家でも、全員コロナの陽性反応で自宅待機になった。子ども達は学級閉鎖になったが、宿題が無くて症状が出ないから、家中を走り回り煩かったらしい。娘夫婦は、夫が微熱で娘は咳をしたくらいで、大きな症状は出てなかったようだ。

我が家の男子短命の家系からすれば、もう充分に生きてこられたので心残りはない。それでも、肺炎などの咳で苦しむのだけは嫌だ。疼痛管理ができずに、激しい咳の症状が続いて苦しむのだけは嫌だ。

たばこの吸いすぎで、COPD(慢性閉塞性肺疾患)との診断を受けた知人がいた。それでもたばこを吸い続けていたが、話の途中で咳き込む姿は、何とも苦しそうで痛々しい。

それにしても、最近まで元気に早朝散歩をしていた人達、今は何をしてるのだろうか。まさか全員が入院や死亡したということではないだろうが。余りにも急に顔を見なくなると、心配になる。冷たい風にも負けず、元気に歩いていたのに。


高校の1年後輩だというオバアチャン、2本のストックを使って懸命に歩いていたが、まったく公園には来なくなった。腰が曲がり始め、歩くのも辛そうなので、今度温泉に行くときに一緒にと、社交辞令で言葉だけのつもりで誘ったが、それを誤解されたらしい。

普段は親を邪険にしてるのに、親しく付き合う友人ができるのは困るらしい。息子夫婦は子育て中で、多少なりとも年寄りの年金を当てにしてる。変な男と付き合って金を使われては、あるいはオバアチャン名義の土地家屋や預貯金を取られては困ると思っている。金ヅルと思ってるなら、もう少し大事にすれば良いのにと思うが。

そういう話を聞くと、年金は余るほど支給はされていないが、やはり高齢者の独身生活は良いものだと思う。少ない年金をやりくりして、一人でフラッと旅行に出ても、食べたい物を作って食べたり、寝起きの時間も自由で、誰にも拘束されない。あと何年生きられるかは分からないが、倒れるまでは今の生活を続けたいものだ。

インフルエンザワクチン接種は受けたし、初めてのコロナ感染で騒いだように、うがいとマスクは当分欠かせない。自分の足で歩けるうちは、もう少し生きていたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?