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海外移住準備中!二拠点生活での気づき 日本人の精神性

情熱クラブ 神奈川エリア、料理部、サバゲー部、コットンダイアリーのデニスラム宏美です

バングラデシュ出身の夫と結婚して、子ども3人
夫の国への海外移住を準備中、現地と日本と二拠点生活で気づいた事をお伝えするシリーズ

その6.日本人の精神性

国際結婚をして海外に住む友達から「日本を出た途端に、日本人としてのアイデンティティに目覚める!」という話題がよくでてきます

バングラデシュは、敬虔なイスラム教徒が大多数を占める国ですから、モスクの中は、非常にキレイなのですが・・・それ以外のところでは、ゴミ収集・処理の仕組みがまだ確立されていないため、ゴミは基本的にどこでも「ポイ捨て」

宗教的な信心深さと、身の回りや町をキレイに保つという意識は、別なんだ!と気づかされました

イスラム教(一神教、神様に関することに対しては敬虔)と、神道(八百万の神、至る所・物・人の中にも神性を見る)との違いという事もあるのかもしれません

(写真) 首都ダッカで一番大きなモスク(イスラム教の礼拝所)と、その前の市場で売られている薬効のあると言われる木のハブラシ

バングラデシュは外国人が少ない国なので、私もあちこちで声をかけられ「日本人です」というと「日本は本当にキレイな国!」と言われることが多いです

ゴミをゴミ箱に捨てないほうが気持ち悪いし、洗濯ものが乾いたら畳みたい、お皿やコップは同じ大きさでそろえていつも同じ場所に片づけ、少しの衣類のほころびは縫う・・・

日本人にしてみたら、暮らしの中で当たり前のことが、日本を一歩出たら、そうじゃないとわかります

(写真) ホテルの食堂。スタッフはお客様に常に「Side Please!!(どいてください!!)」と叫びながら汚れた皿を片づけていました

バングラデシュ滞在中に、親戚のなかで結婚した若い夫婦の離婚会議がひらかれたのですが、日本人ならなんでもかんでも言葉にしないところ、バングラデシュの人たちは、全員が言いたいときに言いたいことを言う(笑)

時には、怒鳴りあいのようになったりするのですが、その直後に「はい、休憩!」となると、さっきまでいがみあっていた人たちが仲良く同じご飯を食べます(笑)

日本人なら、空気を読んで言葉にしない「以心伝心(テレパシー!)」で、決着がつくようなことも、日本以外の国(言語や習慣)では、そうもいきません

(写真) 妹の旦那さんが営むお店。こういうなんでも屋さんが町の中にいくつもあります。

日本のことを少しでも話すと「日本は豊かな国だから!」と言われる、何度も言われるうちに・・・なぜか胸が痛むようになりました

それは日本の豊かさがあくまでも「物理的な豊かさ」だからです

戦後の日本は、物理的な豊かさや便利さと引き換えに、失ってしまったものがたくさんあるのではないでしょうか?

例えば、日本はいつ誰が作った国なのか?今年で何年目なのか?

バングラデシュには大きめの町なら中心地に必ず、独立記念の石像があります

アジア最貧国、物乞いもたくさんいる、政治不安もあってもみな「自分の国」を愛し、誇りに思い、一番だと思っています

私は日本の何を知っているのか?何を誇りに思うのか・・・と考える時間はおのずと増えました

(写真) 首都ダッカから約1時間、ナラヨンゴンジの街の中心にある独立記念モニュメントとその周辺の市場。

情熱クラブのユニフォームの一部には「I AM PROUD TO BE A JAPANESE」と書かれています

英語表記ですから、英語を理解する外国人に向けたものということになります

情熱クラブでは、地域清掃や仲間たちとの活動を通じて、学びあい、助け合い、時にはぶつかりながらも、とことん話し合い認め合うことで、精神性を高めあっています

その根底にあるものは、宗教や価値観は違えど「都市伝説」という幅広くて不思議な世界を愛する心豊かな仲間たち、そして誰よりも、旗揚げをした関さんの人間力だと思っています

今後、日本が有事や災害で危機的な状況を迎えたとしても、信頼しあえる仲間とのかかわりがあれば、どんなに辛くても、一緒に頑張ろう!という心のよりどころとなることでしょう

また、海外からの移民や難民も増えていく中で、価値観の違う人たちにも、情熱クラブの仲間たちは「日本人としての背中を見せる」生き方ができる!と確信しています

情熱クラブに入って本当によかった!

そしてこれからは、私も日本とバングラデシュを繋ぎ、情熱クラブの仲間たちに「日本を一歩外に出た世界」を体感してもらえる機会を増やしていきたいと思っています。

次回は、娘(小2)の変化についてです!

前回までの記事もぜひご覧ください

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