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クローズアップ現代+ 今の精子提供の実態に胸がざわつく

なかなか寝付いてくれない子どもと
喧嘩スレスレになってみたり、
機嫌をとりなおしてみたり、
お話を聞かせてみたり。

彼らは約2時間かけて、
やっと眠りについた。

そんな毎日を繰り返し繰り返し。
半泣きな私。

はーーー、疲れた。
ほんとにしんどいー。
やっと私の時間。

ソファーにもたれかかって
テレビをつけたら、
クローズアップ現代+の途中だった。

精子提供の現在が取り上げれらていた。

精子をSNSを通じて、
提供してもらっている話だった。

ええ?!SNSで?!
SNSのやり取りだけで、
入手できちゃうの?
思わず見入ってしまった。

子育てで疲弊している私の率直な感想。

体質、ジェンダー、生き方、
どんな理由であっても、
子を授かり育てたいと思う事は
全く不思議なことではなく、
私はそこには全く疑問はないのだけど。

今の無法地帯でのSNSでの精子や卵子の
直接やり取りは、リスクが高すぎる。
提供者、提供される側、
両者を知る又は管理する第三者が
絶対に必要で、
精子卵子提供のニーズが増えているのなら
国をあげて、速急に体制を整えるべきだ。

と強く強く思った。

命を授かる。
そして、育み、育て、彼らは社会へ巣立つ。

夢みたい。ステキすぎる。

かつてわたしもそうだったが、
街で見る家族連れの幸せそうな事!
旅先で、家族で楽しそうに
食事をしている人たち。
眩しいくらいキラキラして見えた。

いいな〜。
結婚して、子どもを授かって、
ああやって、楽しく過ごしてみたい。

で、今。
子育て真っ最中。

結果的に、我が家は個性派ぞろいな面々で、
想像していた育児と全く違う世界に
直面しています。

何が言いたいかというと、
授かった命が、
自分の想定内に収まるもので
あるかどうかは誰も分からない。
という事。

街で見るのは、
街に出れる家族であって、
世の中には、
何らかの理由で街に出れない家族も
いっぱいいて、
そして、
自分が普通に生活できていると、
そういう人たちの存在を
知り損ねている可能性があり、
出産してから、あれれ?
となる事もあるという事。

あれれ?となった時、
どう思うか。
どう育てるか。
その時、おそらく知りたくなる。

相手の人はどんな性格で、
どんな人だったのか。
情報として、知りたい。
または、
必要を感じる可能性がある。

でも、もうそこは知り得ない。
霧のようにモヤモヤして
晴れ渡る事はない。

子どもに授かった経緯を伝えるのか。
ふせておくのか。

子どもたちが、
知りたくなった時、
そこに親として、どう向き合うのか。

法律的に、子どもの生活が守られる
仕組みになっているのか。

ありとあらゆるシミュレーションは、
提供を受ける前にやった方がいい。
プロのカウンセラーのもとで
カウンセリングを受けた方がいい。


それでも、子どもを授かりたいのか。

それでも授かりたい。
育てたい。

そう思えるまでのプロセスを
踏んでいる事がすごく大切だと思う。


それで、あれれ?となるのはいいと思う。
私は、あれれ?となったけど、
日々しんどい事は多々あるけれど、
我が子が大好きだし、結婚、出産した事に
後悔はなく、
まぁこれが私の人生なんだな。
と思うに至り。

子は、全く自分(親)の思い通りにならない。
子だけじゃない。
人間は、生き物は、命は、
私たちが思っている以上に複雑で
思い通りにならない。

命とはそういうもの。

それでもなお愛おしいのが、これまた命。

と、私は思う。

世の中は変わっていく。
かつては不可能だった事も可能になる。
だから、そこに抵抗するよりは、
そのスピードに間に合って、
早急に早急に、
安心して選択できる体制が整う事。

それを切に切に願います。






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