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本当に大切にすべきの習慣とは

 最近、皆さんのnoteを読んで、朝活、毎日noteの更新などなどの習慣化をされているのを見たり読んだりして「自分も頑張ろう!」と、とても励みをいただくようになりました。本当に有り難いことです。

そんな中、思った少しお坊さん的?な習慣について書きました。

あたりまえで失うもの

 日常的に行っていることは、自分自身では意識することも少なくなってきます。
笑ったり、歩いたり、何かを手に取ったり、食べることだったり、noteを読むことだったり・・・歩くときに歩いている足に意識が行くことは感覚的になく、周りの景色やお店などの外部の情報に意識がいってると思いますし、noteを読んでいるときも、目を意識することなく文章に意識がいってます。もちろん、自分に意識がいってしまっていては、何もできなくなるのかも知れません(文章を読むのに目を少し右に動かしてなど意識をしていたら読んでいられないと思うので)。


 毎日、意識せずに何気なく行っていることに意識を向ける時間(余裕)というのは、大切です。あなたが今このnoteを読めている確率というのは、数字で表す大変な数になるのだと思います。まず、自分がこの世に生まれる確率に、今まで目が見える確率に、スマホやパソコンを見れている環境がある確率・・・間違いなく奇跡の瞬間です。しかし、それを「あたりまえ」の一言で終わらせています。

挨拶をしない人


 お笑い芸人のキングコング西野亮廣さんのnoteに「なぜ、挨拶をしなければならないのか?」というのを読んだのですが、僕がこの記事を読んだ感想は、“挨拶しないと、周囲から置いていかれるよ”だと思いました。
基本的なことってやっぱり基本なんだなぁ、と改めて実感できました。

西野亮廣エンタメ研究所 note


日常的に行っていること(基本的なこと)、はどうしても“あたりまえ”になってしまうので、いい加減になったりします。なので、いい加減になってないことは他に無いかと思い返したときに、「いただきます」「ごちそうさま」っていい加減になっている、でも何となく大切にしないといけない基本的なことだと思いませんか。

「いただきます」「ごちそうさま」を言わなければいけない理由

「いただきます」「ごちそうさま」の「いただきます」は


人間の「いただき」である頭上に載せる動作を指す普通語であったが、目上の人から物を賜る時に、それを高く掲げ、謹み(つつしみ)や感謝を表現して受け取ったことから
Wikipediaより


神様や自然、命に感謝をして“いただく”。何となくそんな感じの意味なのだろうというのは分かります。
では、「ごちそうさま」は?よくよく考えると意味が分からない言葉です。


「ごちそうさま」を漢字で書くと「ご馳走さま」となります。“馳せる”に“走る”という字を使うのですが、どちらも走ることを意味する感じです。
食事の時、今目の前にある食事達は、自分の目の前に来るまでには沢山の方が走り回ってくれたから、自分の目の前にある。その沢山の人たち(魚を捕る漁師さんやお米を育てる農家さん、それをスーパーに運ぶ運送屋さん、それを買いに行くお母さん等々)に対しての感謝の言葉が「ごちそうさま」なのだそうです。

 その様に考えると、買い物をした時に払うお金は誰に払っているのかがはっきりしてきました。「ご馳走さま」と走り回ってくださっている方の手間賃(給料)を払っているのですね。ということは、物自体には一銭ものお金を払っていないことになります。さすがに、漁師さんが採れた魚に「今は旬だから」と魚に千円を渡すこともないですし、水道代も、水を運んでくれる水道局の方の手間賃を払っているだけで、水源地にお金を納めることはありません。全部タダ!!・・・これを「あたりまえ」の一言で終わらせて、ついつい、何も言わず食事にかじりついています。

まとめ

 私は生まれて、今noteを書くことが出来ていることは、確率として数字にすると、計り知れない数字になるでしょうし、空気や水、食べ物などを「いただける」ということも確率と数字にすれば、相当な数字となるでしょう。

 仏様で阿弥陀仏という方がいます。「ナンマイダ~」(南無阿弥陀と言っています)と、称える念仏でも有名です。
この阿弥陀の“阿”はサンスクリット語で“不可”という意味があり、“弥陀”は“量る”という意味があります。“阿弥陀”とは“量ることが出来ない”という意味があるのです。
私の周りに取り囲む計り知れないもの。生まれることや物が食べれること。そこに気づきを与えてくれているのが、阿弥陀仏という仏様であり、南無阿弥陀仏という念仏というものなのです。
そんな思いで私は日々の念仏を唱え続けています。

 私は「いただきます」「ごちそうさま」を感謝の気持ちで言うだけで、日々の暮らし方も変わってくると思います。これは、習慣化する基本だと思いませんか。

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