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女は相身互い

突然ですが、働いている男性に質問です。

女性活躍推進法の施行で、職場で以前より女性と一緒に働くことが多くなってきていませんか?

昭和時代なら男は仕事、女は家庭でしたが、時代が代わり労働人口の減少で、女性も働くことが求められています。

そんな中で悩みといえば、やはり人間関係ではないでしょうか?

たとえば女性部下が、男性上司に相談事をしたとします。

男性上司は相談を聞き、良かれと思ってアドバイスをしたら

「もういいです」と怒らせてしまい、その場から動けなくなったことはありませんか?

女心はわからないといいますが、わからないのが当たり前なのです。

なぜなら、男性と女性では脳の働きが違うのです。

今回、女性を怒らせないための克服方法を紹介します。

男性脳と女性脳の違い

物事に対して男性は論理を重視し、女性は感情で判断をします。

男性はこの話のゴールはどこ?

そこまでいくつのポイントがあり、現在、何番目なのか?

男性脳にとって大事なことは、「結論から言うこと」と「数字」。

男性脳は秩序の乱れで神経をやられてしまうので、順番や決め事を勝手に変えない。

女性は共感をしてもらわないとストレスがたまります。

感じたことが、そく言葉になる女性は、その言葉を口から出さないとストレスがたまります。

なぜなら、とりとめのないことを一定量しゃべり、共感をしてもらうことに意味があり、変化に強く先が見えないことに、めげないタフさがあります。

女性は

「今の気持ち」「今の恋人のどこが好きで、どこが嫌いか」「今の何が気に入っていて、何に失望するのか」「今日、一日良い日だったか、悪い日だったか」「明日は何が楽しみで何が億劫か」

と時間を紡ぐ女性脳に対して、成果だけが頼りの男性脳だからです。

“脳梁とは、右脳と左脳の脳神経細胞<ニューロン>をつなぐ神経線維の束である。ここは、感じる領域と感がる領域をつなぎ、脳の持ち主の無意識の行動傾向を牛耳り、心を表出させるために使われる。
脳梁が太い女脳は、右脳と左脳のニューロンが密度濃く連携されている。連携ニューロン数が多ければ、認知に使われる機会も多いので、右脳と左脳の連携度も高い。男はこれが少ない。
左右の連携がいい女性は目の前のつぶさに観察して、わずかな変化も見逃さない。”
出典:[キレる女 懲りない男 ──男と女の脳科学 (ちくま新書)]

この違いを理解していることが大切になります。

「いいアドバイスをしよう」は間違い

仕事で女性部下が「相談がある」ということで話をしたとき、男性上司は「悩みに応えなければ」と張り切って望んだとします。

ところが、いざ話し出すと部下の話題は飛び飛び。なんで悩んでいるのかイマイチ要領がつかめません。

「そういうときはさ、こうしたらいいんじゃない?」

とアドバイスをするもスルーされる。

まったく噛み合わないのでそのうち疲れてきて、

「何が聞きたいの?」

「つまり、どういうこと?」

「何がしたいの?」

と男性上司に質問されるので、しびれを切らした女性部下は

「もういいです」

とそっぽを向かれてしまった。

これは典型的な失敗ケースです。

何が悪かったのでしょうか?

男性は一般的に「相談」というと相談された側は何か役立つアドバイスをしなければならない、と考えてしまいますよね。それが大きな間違いなのです。

その思い込みは捨てて下さい。答えを出そうとしてはいけません。

実は私も妻から相談があると言われ、上記の例みたいにアドバイスをしたら、「そうじゃない!あなたはすぐそうやって答えをだそうとする!」とブチ切れられました。

その後、妻に聞いたら

「悩みがあるけど、何に悩んでいるかわからないから、聞いてもらうだけでいいのよ」

「結論を押しつけられても混乱するの」

と言われました。

にもかかわらず、「何がしたいの?」「何がききたいの?」とイライラしようものなら、

「もうこの人に話さない、信用しない」となってしまうというわけです。

では、どうすべきなのでしょうか?

答えはひたすら聞くことです。

時間の限り聞いて下さい。

時間がムダだなんて思ってはいけません。

女性は話すことでだんだんと自分の頭の中が整理されていき、絡まった糸を自分自身でほぐしていくことができるのです。

そして気がついたら自己完結しちゃったということが、ほとんどではないでしょうか。

答えが欲しいわけではなく、聞いて欲しい

女性の話しは聞くことが大切と言いましたが、逆に質問されるケースもあるかと思います。

じゃあ質問されても聞くだけでいいの?と悩むと思いますが、「うん、うん」と聞いてるだけではダメです。

ではどうすればいいのかというとそれは「オウム返し」が大原則!

たとえば、妻が夫に

妻「今日何が食べたい?」

夫「カレーが食べたい!」

妻「却下」

たまたま妻が食べたいと思っていたらよいのですが、違う可能性のほうが高いと思い、

夫「君は何が食べたい?」

と答えてみてください。

オウム返しで相手自身に答えを探してもらうのです。

この話はいつ終わるんだろうとは思わず、寄り添ってください。

何気ない会話の中にも、女性はいろいろ考え、口には言いませんが判断をしています

たとえば、夫婦で久しぶりに外食しようとなったとき。

夫「今度の日曜の夜、外食でもする?」

妻「うん、外食するの久しぶりだね。どこのお店にする?」

夫「いつものラーメン屋でいいんじゃない?」

妻「いいけどでもあそこのラーメン屋さん、場所がせまいから待たされるんじゃない?」

(…には、内心なんで久しぶりの外食がラーメン屋なわけ!!)

夫「じゃあ、どこにする?」

妻「何でもいいよあまりうるさくないところがいいかな?」

(…には、久しぶりの外食なんだから、ゆっくり話したいのよ!!)

夫「じゃあ、外食じゃなく家で食べようか」

妻「わかった……

(……には、なんで家なのよ!!うるさくないところって家しかないの!!もうブチ切れ状態です)

なんていうことが起こりがち。そしてこれが続くと「もういいです」とシャットアウトされます。ご注意を!

「何でもいい」という答えには「今は特にないけど…」といった枕詞が含まれていることがあります。

では、「何でもいい」と言われたとき、どうすればいいのでしょうか?

それは「選択肢を複数用意すること」です。

たとえば、「何か食べたいものある?」と聞いたとき、「何でもいい」という答えが返ってきたときには、必ず複数かつバリエーション豊かな選択肢を提案します。

・和食

・中華

・イタリアン

とできる限り幅広い選択肢を提示しましょう。

自分の先入観で決めるのではなく、複数の選択肢を用意して相手の趣味や気分に合うものを選んでもらうようにしてください。

「何でもいい」は、「何でも良くない」ということです。

最後に

女性は自分の気持ちを把握していて、その気持ちを相手に認めてもらいたい。

男が思っている以上に相手のしぐさ、言動、身なりを見て判断しています。

なので、接し方として何よりもまず、話を聞くこと。

張り合わない、押しつけない、相手を尊重することが大切です。

それでは、また。














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