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お金のロードマップ89話 ユダヤの商法vol.8 働くために食うな、食うために働け

前回のまとめですが、
①薄利多売では儲けは期待できない
②たくさん売るならたくさん儲けるためにどうするか考えるべき
③大衆よりお金持ちをターゲットにすることで儲ける
でした。
ユダヤ人はお金儲けに対する考え方が確立しており、稼いで当たり前であるというスタンスです。自分は絶対に稼げるということを自分自身に言い聞かせています。

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お金儲けが目的ではない

ユダヤ人は多くのお金を稼ぎますが、人生の目的はお金を儲けることではありません。
『美味しいものを心ゆくまで食べること』と答えるようです。
われわれ日本人は働くために食べていますが、ユダヤ人は食べるために働いているようなものだと言います。
日本のサラリーマンはお昼ご飯をすぐにかき込み、さっさと食事を終わらせてしまいます。
時間に追われているのです。
早寝早起きは三文の徳ということわざがありますが、早寝早起きや早飯などしてたった三文しか稼げないと理解したほうがいいでしょう。
頑張って汗水流して稼いだお金に美徳を感じるのは日本人が積み上げてきた文化からですが、現代の物価高や安賃金を前にしてまだそんなことが言えるでしょうか。
収入=支出である方が増えてきて、貯める事すらできない時代がすぐこそまで来ています。
貧乏性から抜け出すためには周りと波長を合わせていてはいけなさそうですね。

AIアート検索ワード:昼食をとりながら仕事をするビジネスマン

ご飯の時に仕事の話はNG

ユダヤ人は博識であることは前にも書きましたが、ゆっくりと時間をかけて楽しむ食事にその知識を用いて、あらゆる話題で会話をしながらご飯を楽しみます。
日本人は休憩中や食事中にも仕事の話をしたがります。飲み会の席ですら仕事の話になります。仕事以外の時間も仕事のことを考えたり、そうしたことを話し合ったところで賃金が上がるわけではありません。
むしろ週末はどうやって過ごそうとかどこに出かけようとか仕事以外のワクワクするようなことに時間をかける必要があると思います。
話は戻りますが、さまざまなテーマでトークをするユダヤ人にもタブーはあります。
『戦争』と『宗教』と『仕事』です。
そうですね。これは想像のとおり、不愉快になりやすいテーマであり、ユダヤ人の長い歴史からしても避けるべきテーマです。せっかくの楽しい食事の時間を壊してしまうような話題には触れません。

改めて問いますが、

『わたしたちは何のために働き、何のために食べているのでしょう』

早くご飯をかき込むのは仕方ないとしても仕事以外の時間は仕事の話はしたくないですね。
心に余裕と余白を持つ事も時には大切です。今の日本人にはそれが足りていないと私は思います。
余裕と余白を持つコツとしては1人の時間を作ることができるかどうかだと思います。

まとめ

①ユダヤ人はお金を儲けることを目的としていない
②日本人は働くために食べますが、ユダヤ人は食べるために働きます
③ご飯のときは仕事の話はせずに楽しく過ごすことが大切

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