あるところに どうせ天候が荒れるだろうし、そもそも疲れているし 家でのんびりしましょうよ とテレビばかり見ていた親子がいました。

母親「やっぱり『酔拳』はええなァ。」

父親「なぁ、『蛇拳』と何がちゃうん？出てるメンツ一緒やないか。」

母親「姉妹作品やの、今で言うリブートっちゅうヤツなんちゃう？ 知らんけどー。」

子供「お酒呑んだら酔うてもて、あんなに動かれへん気もするけどな〜。」

母親「せやな、よっしゃ 興奮醒めやらんから今度は『プロジェクトA』見よ。」

子供「ええよ。」

母親「ドンフォンデッ ワイフォンッ ♪ 」

子供「ジャッキーもそうやけど、あのデブも動き凄かったな。」

母親「デブ言うんやめてくれる？ 大大哥（タイタイコー）、大大兄貴か せめて百歩譲ってデブゴンにして。」

父親「何で時計台から2回落ちてるん？1回目のカットを使い回せばええやろ？」

母親「スタントマンさんのシーン含めて3回撮ってるらしいけど、ジャッキーは首痛めたにも関わらず自分がもっかい落ちるから撮り直しして 言うたらしいで。」

父親「死ぬど。」

その後、就寝前も子供は元気に何度もベッドに飛び込み元気に暴れまくっていました。母親も真似して飛び込みましたが、父親曰くスカイハイ感ゼロで「1mmも浮いてへんとただただドスンと倒れただけやん。」と言っていました。

いつか威風を堂々と放ちたいと母は思いました。どっとはらい。