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アメリ を見たからかしら

昨日
高校の同窓会
人が多すぎて目が回るかと思いました!

それでも
煌びやかな服を着て、天井の高い場所で美味しいご飯を食べて、久しぶりに会えた人たちと少し話をして写真を撮る。
後にも先にもなかなか無い経験、よい経験。


その帰り、小さな映画館「シアターキノ」の前を通りました。

「あっ」
と思ったのは、ずっと見たかった、友達にお勧めされていた『アメリ』のデジタルリマスター版のポスターが貼り出されていたからです。

すぐに次の上映時間を調べる。
翌日朝9時にあるとな!!
見るしかない。


そういえば、最近のわたしには、ひとりでゆっくり映画を見る時間が必要でした。



ほやほやの、いまの気持ち

シアターを出てすぐ、カフェに直行。わざわざ店員さんにペンを借りて、パンフレットに「いまの気持ち」をなぐりがき。

余韻に浸りたい気持ちと、
全てを覚えておきたい焦りの気持ち。
余韻を取り逃がすまいと必死な今です。


アメリ

アメリは、なんとも素敵な女の子に感じられました。

臆病で大胆でロマンチストで夢想家で、一途でuniqueで変わり者で、愛らしくて正義感のある女の子。

そんな素敵なアメリのお父さんとお母さんも、アメリとは違った意味で変わり者でした。神経質な母アマンディーヌと冷淡な父ラファエル。

親の性格は子の性格に影響を与えると言いますが、それは「似る」とかいう単純なものばかりで無いですね。アメリと両親は全然性格が異なりますがそれでも血が繋がっているのですから、不思議なものです。

大人になってからアメリに会う人は、彼女の親のことを聞いたら驚くかしら。


次は、アメリが自分の家族を造っていく番。
アメリがどんな家族を造るのか、想像するだけでわくわくします。


取り急ぎ、好きな台詞

忘れないうちに、印象に残ったセリフを少し書き残しておこうと思います。
ただ、一言一句は覚えていないので、雰囲気で。


宝箱に入ってしまう前に、会いにいかないとね。

ドミニク・ブルトドー

大切な人の写真を宝箱に入れて取っておくのは、その人ともう会えない時にすることです、きっと。
アメリに宝箱を届けてもらったブルトドーさんは、様々なことを感じ、しばらく会っていなかった子どもと孫の元へ会いに行きます。

わたしも、会いたい人に会うこと、なにかに理由をつけて躊躇うのは辞めようと思います。

自分が悲しい記憶と共に宝箱に入れられてしまう前に、私が誰かの写真を泣きながら宝箱に入れる前に、

会いに行きます、待っててね。


この少女は、作戦が好きみたいだね。
でもそのやり方はちょっと卑怯だ。
だから、娘がどこを見ているのか分かりにくいのだ。

ガラス男 レイモン・デュファイエル

この映画でわたしが好きだった登場人物のひとり、ガラス男。アメリの隣人で、絵を描き続けるおじいさんです。

ルノアール『舟遊びをする人々の昼食』を模写しながらガラス男はアメリにそう言います。
わたしにも、ドンピシャに届きました、、。

作戦、大事です。
計画、大事です。
けれど、過剰な作戦・計画は、その人の視線を惑わせます。

そうはならないよう、わたしも時に大胆に生きてみます。死ぬこと以外はかすり傷!


おまえの骨はガラスのように脆くは無い。
思い切って人生にぶつかっても大丈夫だ。
もし、このチャンスを逃したら、おまえの心はわたしの骨のように、すっかり乾いてもろくなってしまうだろう。
さあ、彼を捕まえにいきなさい。

ガラス男 レイモン・デュファイエル

レイモンは、目に涙を浮かべて「かわいいアメリよ。」と呼びかけてこう言うのです。この言葉に続くクライマックスは、息が出来ない感覚になりました。はぁ、、最高。

なんだか得体の知れないと思っていたレイモンさんは、この上なく愛に溢れた人でした。ほかのどの登場人物が言うよりも、この台詞をアメリにずっしりと感じさせられるのは彼しかいません。

わたしの心にも、レイモンさんを宿しておいて、たまにこの言葉を投げかけてもらおうと思います。これからもよろしく!レイモンさーん!!


さいごに

いつにもまして、感情的でやわやわな文章になったので、読んでいただいたこと、少し気恥しいですが、ロマンチストなアメリに免じて、お許しください。

(普段は、文章が感情任せになりすぎないように、記事が完成してから一晩寝て、朝に添削するのがルーティーンなのですが、今回はそれをしていないのです、、恐ろしや!)

でも!アメリ を見たからかしら。
この気恥しい気持ちもなんだか楽しめそうです!


最後まで読んでくださりありがとうございます!
幸あれ!


ではまた

🌷

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