本職ソフトウェア、趣味ハードウェア

最近は真空管アンプについて情報収集したり、実際に製作に着手したりしております。

きっかけは、今年の3月末をもって「ラジオ少年」でのキットの取り扱い終了する、というニュースでした。

以前から欲しかった「ラジオ少年」の真空管アンプを今のうちに買っておこうと思い、注文したのです。

2/29に、AMP-2の在庫数を聞いたところ、AMP-2はすでに在庫がないとのこと。AMP-1DXXであれば2台残っているとのこと。

AMP-1でも良いからと思い、その場で注文しました。

その後、3/8にAMP-1のキットが到着。

製作を開始する前に、真空管アンプについての知識をある程度仕入れてから着手したいと思い、図書館で本を借りてきました。

この中では、「真空管アンプ設計製作自在」という本が一番、真空管アンプ製作の前知識としては役に立ちましたので、こちらを購入しようとしたのですが、すでに絶版となっていたようです。

そこで現在入手性が高い書籍の中で、近い内容のものがないか調べたところ、「真空管アンプの素」という本に出会いました。

こちらも図書館に在架があったので取り寄せて読んでみたところ、非常に良書でした。

こちらの本の著者が「木村 哲」さんという方なのですが、この著者のほかの著作を調べてみると、PMに関する書籍も多数みられました。

こうしてみると、この方の著書は、大きく分けで、PMに関する本と、自作オーディオに関する本の二種類がございます。

このことから、この方は、本職はソフトウェア開発のPMで、趣味が自作オーディオ、という方なのではないか、と推察しました。

自作シンセサイザー界で有名な方でも、「昼間はソフトウェア設計、夜は自作シンセサイザー設計」をされている方がいらっしゃいました。

意外と「本職ソフトウェア、趣味ハードウェア」という方は、多いのかもしれません。

かくいう私も、昼間はソフトウェア開発に携わっていて、夜は趣味で、電子工作をしております。

本職の息抜き・気分転換になるし、また電子工作で得た知識や経験は、本職に活かせることも多いので、相性は良さそうです。

本職がソフトウェア開発に従事している方というのは多いと思います。

そういった方の中でもし、少しでも電子工作に興味があるという方がいらっしゃいましたら、始めてみてはいかがでしょうか?

自作アンプ、自作スピーカー、自作シンセサイザー、自作トランシーバー、等々、いろいろありますが、自分が興味を持てるテーマで開始するとよいです。

私はアマチュア無線の自作機運用をメインに、ここ2年ほど楽しんでおりましたが、今は自作オーディオに少し興味を持ち始めています。

アマチュア無線とオーディオは、主に高周波を扱うか、低周波を扱うか、という違いはあれど、アンプやインピーダンスの考え方など、共通項はとても多いです。

本職との共通点としては、例えばトラブル発生時の切り分け手法として、分割統治法というものがありますが、この考え方は、ソフトウェア、ハードウェア、いずれの開発においても出てくる概念です。

こういった本職の知識を再確認することもでき、原因切り分けスキルの向上にも寄与する趣味であるということが言えると思います。

また、ハードウェアを製作しているときは無心になれます。
これはソフトウェア開発の良い気分転換になるでしょう。

マイコンのプログラムを記述する工程では、ソフトウェア開発のノウハウが活かされる場でもあります。

そんな風に、良い気分転換になりつつ、本職のスキルアップにも寄与する趣味として、電子工作をおすすめいたします。

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