SNS映え至上主義時代に逆行する北欧ファッションブランド
僕が現在のファッションシーンにおいて最も危惧していることの一つは、主張的な服飾の需要が増加する結果、非主張的な服飾を追求するブランドが下火になることだ。また今後それらの非主張的なブランドの中でも売れるブランド、売れないブランドとで二極化し多様性が失われることも懸念される。
近年の目覚ましいSNSの普及により、鮮やかなカラーパレットで華美な装飾を組み込んだ「SNS映えのする=主張的な服飾」の需要が若者を中心に高まっている。一方でAULALEEやCOMOLI、LEMAIRE