【機材編Vol.0-2】所有機材について-箱編

所有機材の紹介その2。今回は箱に言及。
概ね時系列順に紹介したいが、台数も多ければ持っててもほぼ忘れているものもあるので覚えている範囲で書く事になると思われる。。

◯Zoom  G2.1u

初めてのエフェクター。初めてのストラトと同時に買った。とりあえずこれ1台でなんでも出来たと思う。ただ満足の行く音は結局作れずに今日までのデジタル嫌いを決定付けた1台でもある。このマルチから始まった事もあってコンパクト教になってからもしばらくはディレイとリバーブは必須という思想だった。

◯BOSS DS-1 Keeley seeing eye mod

初めてのコンパクト。確か店員のオススメで中古で買った。1万ぐらいで買ってる筈。
長らくの間、やる音楽によって足元に入って来たとても優秀な1台。DS-1をアンプライクにした感じの音で、かなりレンジが広い。特にロー。かと言ってあまり邪魔でもない。初心者の癖に当時から変に拘りの強かった自分にコレをお勧めした店員のファインプレーと言わざるを得ない。未だに極稀に使う。
守備範囲:ハードロック〜メタル
お気に入り度:★★★★

◯BOSS RV-5

初めての空間系その1。マルチからギターを始めたのでディレイ・リバーブ、更にはEJの影響もあってコーラスは必須だと思い込んでた。
当時は良く使ってたが、ある時を境にパタっと使わなくなった。だって殆どのアンプにリバーブ付いてるし、無くてもディレイあれば良いし、なんならリバーブの所為で音が紛れる事もあったりするので邪魔な時あるし、物理的にも邪魔だし。。という訳でもう使ってない。動作確認でもして今度売ろうかな・・・。
守備範囲:全て
お気に入り度:★

◯BOSS DD-3

初めての空間系その2。購入経緯は前述の通り。
現在のペダルボードに鎮座する最古のペダル。コレ無しはちょっと考えられない。このペダルは後日単体記事にしようかなと思ってる。
端的に言うと、音のトータルバランスが絶妙過ぎる。ON時の所謂音痩せが却って邪魔なローを削るし、ディレイの解像度も絶妙。原音維持やテープ風のトーンが全てじゃない、と思わせる超超名器。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★★★

他にもこの時期にはCarl Martin Classic Chorusを購入、後に売却している。

◯Jim Dunlop Crybaby 535Q

初めてのワウペダル。今の所ワウの所持はコレのみ。
ディレイは一時期別のを探した事があるのに対し、こちらはほぼ皆無。ミッドブーストのお陰でえげつない音が出るが、コレがたまらない。ワウ使いが宇宙一上手い和尚がコレを使ってた事に後日気付いたと思うが、確かにlive in san franciscoの時みたいな音が出る。これも変える理由が無い。ワウの場合ディレイと違ってボードに入る率2割ぐらいだというのもあるけど。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★★

◯T.C. Electronic Vintage Distortion

EJのようなドライブサウンドをペダル単体で出す事を目指して買ったと思う。それなりに似た音は出てたと思う。
まぁEJを知っている人ならなんとなく分かるかなと思うんだけど、あの音ってマジで汎用性無いんですよね。本当に出番が無かった事や、使ってないうちに好みが変わってしまったため手放した。今持ってたらどういう使い方するだろう。。
守備範囲:EJのコピー
お気に入り度:★★

◯MJM Guitar Fx London Fuzz

初ファズ。こちらもやはりEJの音に憧れて。
ファズも大して音の汎用性は無いが、当時のメインがEJストラトだった事もあり、手元でクリーンに出来る事や、後段にブースター置けばそれなりの音になる事から何気にポップスのコピー時に大活躍。
最近では、前段にやたら出力インピーダンスの高いあんバタードライブを置くと改造マーシャルっぽくなる事を発見したりと、自分の中では未だに話題を提供してくれるニクいやつ。
守備範囲:オールドロック、ポップス
お気に入り度:★★★★

◯Morley Bad Horsie Wah

535Qの音が気に入らなかった訳では無く、当時は踏み込んでスイッチオンにする操作にバリバリ違和感を感じていた為、中古1万ぐらいでこいつを入手。
コレはコレで操作感にクセがあって難しかったが、535Qの操作がしっくり来るまではこっちの方が良く使われていた。トーンも比較的好きな部類で、コレでもエグめらしいが535Qより軽い音のチョイスをしたい時にも使ってた。
535Qに慣れてメインになってからは置物になりかけていたが、軽音部同期のK君が本機に興味を示したので貸したところ、還らぬ人・・・もとい馬に。。卒業して数年後K君と再会した際に本機について尋ねると、まだ音楽やってるしボードにも載ってる(一応本人の活動から使用形跡を確認)との事で、ウチで置物になるより使う者の元にあった方が良かろうと思いそのまま譲った。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★

◯Subdecay Liquid Sunshine Overdrive

何の縁か、中学時代の友人から買い取り。
ハッキリ言って、そんなに好みの音では無かったが彼の押しの強さに負けて買った気がする。ところがコレが大活躍。前述のファズの後段に置いてソロブーストというロールで1年以上活躍したと思う。ファズの使用頻度減少に伴い出番も減り、今では何処に置いたかも覚えていない・・・(苦笑)
守備範囲:ハードロック・メタルを除いた全般
お気に入り度:★★

◯Maxon ROD881

真空管の歪みが欲しいと思い立って、9Vでも動作する本機を購入。
真空管っぽい含みもあるし、作れる音の幅も広いしでかなり使った記憶がある。ただ、何処か歪みがおもちゃっぽい感じがしたり、本当に出て欲しい帯域のパンチが効いて居なかったりして、常に不完全燃焼を感じるペダルでもあった。
ある時改造しようとして、そのまま放置してしまっている。
守備範囲:ロック〜メタルまで
お気に入り度:★★★

近い時期に数台歪みを買っているが、特筆すべき事でも無い為省略。

◯Creation Audio Labs MK.4.23 Boost

ファズを使ってた頃から、ソロ中に音質の変化なく音量アップしないかな〜とずっと思っていた。そこで見つけたのがコレ。
本当にそのまま音量だけが上がるスーパー便利グッズ。かなりの長期間空間系の直前に置いてあった。後に自作を始めたり、逆にソロ時の音質変化を求めるようになったため現在は棚の肥やしに。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★

◯E.W.S Mod Arion SCH-Z

前述のコーラス売却とほぼ入れ替わりで購入。アナログコーラスが欲しい、という所で色々弾いてコレに決めたと思う。
コレはDD-3と違う意味で絶妙。特別好きなトーンでも無いが、売るほど気に入らない音かと言われると、むしろ売るには惜しい感じの絶妙なトーン。。コーラスの使用頻度が低い事もあって、特に買い換える理由も無く今日に至る。今も出番があれば出動する。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★

◯Maxon OD808

どういう経緯でコレに手を出したかは忘れてしまったが(多分EJが1番凄い音出してた時期に足元にあったのがTS808だったからだと思う)、確実に自分のギター人生を変えた1台。
当時よく使ってたスタジオのくたびれたマーシャルが、コイツを前段に噛ませるだけで面白いぐらいいい音になったのである。DS-1modやROD881のようなメイン歪みでも同じ事が起きた。シングルコイル使用時に同様の使い方をすると一気にハム顔負けの音の太さに変わる所も、当時ハードな音楽をやる機会が多かった自分にとっては理想的だった。
当時ブティック系ペダル全盛期で、各社がこぞってワイドレンジ化したTS系ペダルを販売してた中で、その原本であるとは言え何故わざわざレンジの狭いコイツやTS9等を使うのか自分には皆目見当が付かなかったが、歪みを前段からプッシュするのには必要な帯域だけをプッシュするのが肝要なんだ、という事をコイツが教えてくれた。
長らくゲインブースターとして活躍。現在はRatに置き換わってるが、コレを手放す事は無いだろうし、出したい音とマッチすればいつでも選択肢に入るペダル。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★★★

◯Carl Martin Plexitone(自作)

初自作エフェクター。マーシャルに当たらずとも近いサウンドを出せないか検討中に本機を発見。試奏で素晴らしい事は確認したものの、デカい、コンセント直差しという事であまりにもダルい・・・が、ネットに落ちてた回路図的にはそんな難易度ではないぞ・・・となり、思い切って自作。
自分としては、前述の808との併用する事で初めて足元だけで満足する音が出せた瞬間だったと思う。ちょっとミッドの痩せた改造マーシャルと言った感じの歪みの質感で、優秀なソロブーストも付いてる。もうジャズコーラスやセンドリターンの無いアンプで悩む必要が無くなった。
後にチューブっぽさやもう少し中域が欲しいという事で使用頻度は徐々に落ちたが、とても思い入れのある1台。パーツによる音質調整など、自作の楽しさもコレが原点。
守備範囲:ロック〜メタル
お気に入り度:★★★★


この辺りから自作開始、一時期SD-9を参考にした半オリジナルのディストーションをメインに据えたりもしたが、世に出回ってる物では無いのでコメント無し。因みにそのペダルは今でもたまに使ったりする。

◯Proco Rat

Extremeのコピバンをするのに、ヌーノ本人がコレを使ってると聞き調達。自分がたまたま手に入れたのはVintage Ratのリイシュー版。
今では何処行くにもコレが手放せなくなってしまった程のペダル。コレについては後日単独記事書こうと思う。
なお、買ったRatはパイロットランプ付いておらず不便だったので後日自作した。自作したものはボリュームポットの定数が違う以外オリジナルの回路通り。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★★★

◯Aguilar TLC Compressor

ベース用に購入。ベースはコンプ無いと無理なので。。
まぁ、それなりの音はしてる。因みにギター用のコンプを一切持ってないので、時折ギターにも使っている。(コンプは結局かなりの音質変化するイメージで、それ込みで納得いくものは常々探してはいるがいまいち購入に繋がらない。)
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★

◯Ernie Ball VP Jr 25K

なんかの拍子にサークル同期のI君から爆安で譲ってもらった。
なぜ、人から譲ってもらうまでコレ導入しようと考えすらしなかったのか不思議なぐらい、今では必需品。
演奏中にボリュームペダルを必要としない時でも必ず入っている。踏み具合8割ぐらいで音作りしておけば、ライブ中でもバンドアンサンブル的に音量調整が必要になっても足元だけで音量の足し引きが出来るのはとてつもなくデカい。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★★

◯Ibanez Nutube Screamer

9V駆動で気兼ねなくチューブライクな音が出せるという事で購入。当時ライトな歪みを多用していた事もあり、一時期メイン歪みとして活躍。なおこちらはゲインブースターとしての使用はほぼ無かった。理由は後段の音を思いっきりツブしに掛かる暴れん坊だったので・・・。
チューブに求めるキャラクターは持っていたが、大元のトーンが808ベースでだいぶ丸い音だった事から、ポップス以下でしか出番は無かった。あと、メイン歪みとして使うにはちょっとローが弱過ぎたかな。
守備範囲:ポップス
お気に入り度:★★★

◯Digitech Whammy 5

特に利用予定も無く購入。ほぼほぼ家で遊ぶ用で買ったと思う。
実際の所そのうち使うかなとか思いながら買ったけど、マジで出番が無い(笑)。なんならベーシストのためにスタジオに持って行ったりしてた。
まぁ・・・実際家ではたまに遊んでるし、コレはそのうち使うでしょ(笑)。
守備範囲:そういう音を出したい時
お気に入り度:★★

◯Jim Dunlop Echoplex Preamp EP101

興味本位で購入。
ちょっと古めかしい音のプリアンプ、バッファーと言った感じ。ゲインブースターとしても使えるが、主に最終段の音量ブーストとして使用。ただ、最終段に組むと音が若干紛れるので寧ろバッキング用に音量落とすためのペダルとして使う事が多い。MK.4.23よりわかりやすい音質の変化があって棲み分けがしやすいので今はもっぱらこっちを使用中。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★

◯Effects Bakery あんバターコッペドライブ

某音屋のポイントが余ってたのかな?3000円ぐらいだしちっちゃいし試してみるか〜と軽い気持ちで購入。
音として突出したものは無いけど、コイツにだけ好反応を示す後段のメイン歪みが多い。特にファズ。ファズの音では無く完全にディストーションの音になる。ファズのこんな挙動が見れるのはこのペダルぐらいで、それだけで素晴らしく価値がある。
思うに、このペダルは他では見た事が無いような大きさの出力インピーダンス規格(10k以下。普通のペダルは1k以下)なので、そういう所が影響してそう。設計段階でピックアップからの直受け想定なファズとかモロ影響受けてそう。。
守備範囲:全て
お気に入り度:★★★★

◯Strymon Iridium

マンション住まいでの宅録用に。
ケースバイケースだけど、多分ヘタにマイクで録るよりもこっちの方がいい。宅録だとこの手のキャビシミュは必須だなとつくづく思う。
因みにアンプシミュレータ部分は使ってない。悪か無いけど違和感が凄くて。
守備範囲:自宅警備員
お気に入り度:★★★

◯Vox Copperhead Drive

現在のメイン歪みユニット。
9V駆動2万クラスのコンパクトもここまで来たかという印象。真空管のアンプや歪みユニットに求める感触をほぼほぼ再現してくれる。唯一の不満は12f以上を触ってる時に若干歪み量が落ちる事。ある意味レスポンスが良い証拠だし、石の歪みペダルの数倍マシなので半分いちゃもんだけど(笑)
守備範囲:ほぼ全て
お気に入り度:★★★★★

◯Lovepedal Tchula(自作)

Josh Smithはコレで良い音させてるし、回路がくそ簡単だったので興味本位で作成。
悪くは無い。まるっきりJosh Smithの音だけど(笑)。もうちょっとサステインがあるかと思ったけどそうでも無かったので、たまに家で遊ぶ用のペダルに。
守備範囲:ブルースロック辺りまで
お気に入り度:★★

◯Z.Vex Box of Rock

菰口氏の足元に置いてあったのでトライ。
まぁコレは・・・久々に失敗かな?(苦笑)。歪み量が半端で、後段としても前段としても今求めてる音じゃなかった。
守備範囲:‘70s辺りまで?
お気に入り度:★

◯Electro Harmonix KEY9

キーボーディストが捕まらないならギターから鳴らせばいいじゃない!という事で購入。
自分がこの世で最も好きな音の楽器・ローズピアノのなんちゃってサウンドが手に入るというだけで価値がある。とは言え、プレイの質までピアノになる訳じゃ無いのであくまでもお遊び用。出番がない時も時折気分転換に使用。
守備範囲:キーボード
お気に入り度:★★★


箱はこんなもんですかね!
振り返ると、DS-1、DD-3、808、Rat等・・・昔からみんなに使われてる機材にはそれなりの理由があるなぁ、というか、結局そこだよね、って感じ。今は宅録全盛期で色んな良い音の出し方あるけど、やはりステージでアンプ鳴らすとなった時その辺がファーストチョイスになっちゃうのが面白い所。
本当は箱とPUやアンプ等全部一纏めにするつもりだったが、コレまた凄まじく長くなりそうなので分割。。。
そんな訳で、後日アンプ&その他小物編上げて所有機材紹介は最後になるかと思う。


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