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南アフリカ①美しすぎる”リアル北斗の拳?”の国

(1)死体がゴロゴロ

”リアル北斗の拳”と呼ばれている街が存在していることをご存知だろうか。それは南アフリカ共和国で最も有名な街”ヨハネスブルグ”だ。一日の死者は約120人、そのうち20人は外国人だと言われている。

誰が呼び始めたか、”アフリカ3大危険都市”という不名誉なランキングがある。ケニアのナイロビ、ナイジェリアのラゴスと合わせて名を馳せる街だが、この街の危険度は他の二つとは比べ物にならない。

勘違いしやすいのだが街全体が危ないのではなく、街の一角が非常に危険なのだ。現にヨハネスブルグ国際空港はアフリカ南部地域のハブ空港として機能している。なのでアフリカ南部を訪れる人はヨハネスブルグを経由することが大変多いのだ。もちろん気を抜いてはいけないが、危険な地区に足を踏み入れなければ大丈夫だ。

ではその”街の一部”はどうなっているのか。

”宿が襲われ、女も「男も」レイプされた”

”信号で停まる車はない、停まった瞬間にカージャックされるからだ”

などなどヨハネスブルグを調べると出てくる情報は衝撃的だ。これがリアル北斗の拳と呼ばれる所以である。

(2)実際の南アフリカは随一の美しさ

だがこの国はアフリカ大陸の中で最も発展し、まるで先進国のようにおしゃれな街もたくさん存在するのだ。特にケープタウン。美しい海に囲まれ、山に登ればそこは絶景、食事は牛肉もシーフードも絶品。ワインの名産地でもある。自然と食とお酒が超一品で、観光客目線で言うとただただ素晴らしい。アフリカで最も裕福な国と言えど、ダイアモンド鉱山を初めとする豊かな資源も抱えた国なので、物価もとても安い。ヨーロッパのような街並みにアフリカのエッセンスが加わったリゾートな雰囲気がたまらない。

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忘れられない”雲海の絶景”

日本ではあまりにも”北斗の拳”の話が広まっていて、この国の良さがいまいち理解されていないのがとても残念だ。治安が良くないので長く住むことは厳しいが、そこさえ改善されればぜひ住みたいし、ハネムーンにも超おすすめだ。

(3)じゃあ南アフリカフライトは人気があったの?

そんな南アフリカへのフライトはエミレーツは3空港1日8便も就航していた。そんなに好きな国だったらたくさん乗務出来てさぞ嬉しかっただろうと思われるかもしれないが、実は南アフリカフライトは超大不人気だった。

とりあえずドバイから遠かった。一番遠いケープタウンは片道9時間がざらで、しかもいつも満席。深夜出発が多く、後少し長ければ機内での就寝休憩ももらえるのだが、ギリギリ満たないので徹夜。ヨーロッパ線は一番遠くて片道7時間程度だったので、そのフライトに慣れていると結構辛いのだ。アフリカ人は食べる量が多いのでサービスも泣きそうに忙しかった。

そして現地でのお小遣いが非常に少なかったことも理由にある。私たちの会社は特殊で、現地のホテルにチェックインした時に現地での”滞在費”をもらっていた。この滞在費はホテルでの飲食(大概が大幅な割引がある)をしたときにかかる平均的な費用+αが計算されているので、到着・出発時間や泊まるホテルの物価によって全く違ってくる。この滞在費はホテルで使わなくても構わない。

一番良い滞在費は24時間で180ドルもらえるところもあったが、南アフリカでは平均で4000円程度。ホテルでの食事は飽きているので外出しておしゃれなお店で食べようとしたら、いくら物価は安くても4000円なんてすぐに残り少なくなってしまう。長いフライトをするよりも、現地での滞在費がより高い、短いフライトに乗る方が結局はお得になってしまうという矛盾が、南アフリカが避けられる理由だった。

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南アフリカで食べるのは必ずステーキ、それにワイン(1杯200円)

(4)”アパルトヘイト政策”が廃止されて社会は変わったのか

”南アフリカ”と言えば”アパルトヘイト”を思い浮かべる人も多いと思う。表面的にはこの差別政策はなくなっているが、私が見た南アフリカではまだまだ存在しているように見えた。

アフリカと言えど、南アフリカは経済的に発展途上にあるし、資源国としてお金がないわけではない。ヨハネスブルクもケープタウンも、街を歩いていると高いビルがバンバンと並んでいた。颯爽とスーツを着こなし仕事をこなしていいるビジネスパーソンもたくさん見かけた。

が、私はここで一つのことに気が付いてしまった。スーツを着て歩いている人のほとんどは白人ばかりということだ。黒人と呼ばれる人たちはファストフードやレストランの店員か、清掃員か、ホームレスのような格好でぶらぶらと手持無沙汰そうに歩いている場面で多く見かけた。

なぜ南アフリカに白人がたくさんいるのかという歴史はここでは詳しく書かないが、彼らはイギリスやオランダから入植した人々の子孫だ。それに現地の黒人と混血になったカラード、もともといたアフリカの黒人が社会を構成する人種。現地の人はアクセントはすごいが、英語はネイティブ。ここにバックグラウンドによってオランダ語と似ているアフリカーンス語や、原住民の話すコーサ語等アフリカ系言語が南アフリカでは使われている。

そんな一部の白人たちが富を握り、公然と差別政策を行っていたのが”アパルトヘイト政策”なのだが、廃止されて20年以上経とうと、私が見た実際の社会には貧富の差がありありと存在していたのだ

「人間は平等でなければならない」というのは正論。だが一度貧困層に陥ってしまえばそこから這い上がるのは非常に難しい。もちろん公然と差別を認める政策が許されるわけではないが、ただ単純にその差別政策を廃止すれば問題が解決するという簡単なものではないのだなと感じた街歩きだった。

②に続く

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