ITサポート専門家の後閑です。

この記事では過去に請けた案件

の中からあなたに参考になりそうな

事例を紹介します。

今回はデータ復元についてです。

パソコン内の文書やPDF、エクセルブック

などのデータファイル(以下データと記述)

は磁気ディスクや半導体記憶装置上に

記録されている訳ですが、実はとても脆弱な

ものです。

ご存知の通りキーボードの削除キーを

押すだけで簡単に消えてしまうものであり、

また機器が故障すれば数百ギガという

膨大な情報が一瞬で消えて無くなります。

それがゆえに失ったら困るデータは必ず

バックアップをするべきであるという事

になる訳です。

ではバックアップを取っていないデータを

失ってしまったらどうするのか？

例えば誤操作によって

削除してしまった場合。

パソコン内に記録されていたデータを

消してしまった場合はゴミ箱に入りますが、

USBメモリなどリムーバブルメディアは

そのまま消えて無くなります。

ですのでUSBメモリに記録されていた

写真を消してしまったという例について

解説します。

誤って削除してしまった場合、すぐに作業

を中止してメモリをパソコンから抜く事が

非常に重要です。

これを行えば、削除してしまったデータは

(メディアが正常なら)ほぼ復元できると

考えます。

これをせずに、そのUSBメモリにデータを

書き込んだ場合、復元できる確率は大きく

下がります。

これを理解するには、なぜ削除したデータ

が復元できるのか？を知る必要があります。

パソコンでデータを削除すると、ウインドウ

内からアイコンが消えて無くなりますね。

それは、索引から削除しているから

見えなくなるいだけで、データ本体は

そっくりそのまま残っています。

言ってみれば、索引部分にチェックボックス

があり、そこにチェックが入っているデータ

は存在しないものとOSが判断している訳です。

ですので索引部分のチェックを外せば

そのデータは生きているとみなされる=復元した

という事になります。

これがデータ復元のしくみです。

先に説明した、誤って削除した事に気づいた

らすぐに操作をやめる理由もここにあります。

すなわちチェックがついているデータは

すでに削除されている訳ですから、書き込み

操作を行うとその領域に上書きされるかも

しれません。

一度でも上書きされてしまえば、どんな高い技術

を持った人がやっても復元はできません。

以上、データ復元のしくみについて解説でした。

以下、動画で解説していますので

より分かりやすいと思います。

この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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