高額報酬でも不満が募る、ベイエリア

20代30代が競ってイノベーションを起こし、その先行き利益を青田買いする投資家たち。億万長者となった若者が、新たなイノベーションに投資をして、さらに巨大な資金が蠢くベイエリア。

ベイエリア。シリコンバレーと呼ばれた地域も、サンフランシスコなどに拡大し、広域な呼び方が普通になっているようです。そして、高額な住居費が必要となって久しい。だから、そこそこの富を得た人でも、価値相応のライフスタイルを謳歌しようとしても、思わぬ出費に不満が募るという現象の様です。

まさに、お金は空気より軽くなり上層部だけで上昇気流を作りだし、地上に落下しない程度に対流をしているようです。その地上にはホームレスが漂い歩いている現状。

誰にでもチャンスがあり、住む場所がない者も努力次第で富を得られるはずのアメリカ合衆国。もはや、ギリシャ神話の神と人の違いに等しい。

貧しいものも選挙権だけはあります。選挙に行けば日銭がもらえるという闇が深まれば、闇を司る棟梁たちが押す大統領を当選させるインパクトとなることでしょう。小さなお金でも地上では今日生きられるお金。そのお金で熱狂を生み出せば、メディアがマジョリティとして報道するかもしれません。

民主主義を崩壊させるには、この格差を放置すればいいだけの事。格差を利用する上層部の浮ついたお金が、あらたな神国を形成するのでしょう。



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