「日雇い経済」を「心の経済」に変える

もし、「ギグ経済(日雇い経済)」が回らないのだとしたら、それは ”通貨制度” に原因があるかもしれません。

なんにでも交換できる通貨。ゆえに、ギグの世界でこの通貨を使うと他の価値観に翻弄され、通貨を使い難くしてしまいます。
そこで、「ギグ経済専用通貨」を提案します。この通貨は、「誠実・信用」「喜怒哀楽」「感謝」など ”心の価値観” で流通する仕組みと仕掛けです。いわば、心資本主義。

需要者・消費者が立場を変えて供給者・援助者にかわるギグ経済。助け合いの中で、自己実現を果たし ”心の利益追求” を循環させる経済といえます。

このギグ経済圏と現在の通貨経済圏との交流・取引所を設けます。ギグ経済圏で豊かになった人は、現在の通貨経済圏でも利点が得られる仕組みです。どれも同じかもしれませんが、この仕組みには、価値の濃淡が行き過ぎないように公共機関の監視と抑制を受け入れる余地を残すようにします。

心資本主義を立ち上げることは、今の時代、そう難しいことではないと思っています。人と人のつながりは電子を媒体にすれば、容易に心でつながる気がするのです。「人と人が信じあう電子社会」は、求めれば構築できるはず。このギグ経済で、需要が喚起されれば、心資本主義が立ち上がる予感がします。


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