低金利という”オピオイド”を打ち続ける世界

デフレという痛みを和らげるために ”低金利” を打ち続け、やがて活性化する経済を夢見るジャパナイゼーション。今、世界は日本化していく只中にあります。

打ち続ければ、低金利に慣れ不活性であることに気が付かなくなります。賃金上昇も抑えられ消費力が衰えます。金利が安い分、借金が増える。見栄えのする投資先が少なくなり、お金を増やせないので将来不安のためにタンス預金に励みます。こういった状況で「老後2000万円」問題はインパクトのある ”報告” でした。

先進国共通の課題「高齢化社会」。このまま低金利が続けば、高齢者が貧困に陥り、若者の失業問題が顕在化します。

社会が高齢化すれば、”不安からくる神経痛” が起こり始めます。しびれや通電したような痛みが社会を覆い、「なんとかしてくれぇ」とうめく低い声が地鳴りのように響きます。

世界が元気になるためには、今の不活性な日本を元気にすることから始めなければと思うのです。金利が安いのだから投資を増やして、経済産業省も色々と考えてくれている ”新しい産業” を元気よく立ち上げるしか、解決策がないように思います。そのために、思い切った構造改革が必要。老若男女問わず、労働市場が活性化する構造に変え、元気になりそうな産業をスピード感をもって立ち上げること。その産業を ”アイドル” 化して、引きずられるように他の産業も活性化する仕組みと仕掛けの構築が急務なのです。

”オピオイド” は、もういらない。自身の残っている力で、痛みを乗り越え、一歩でも前に進む。体を動かし続ければ、痛みの感じ方も違ってくるはず。

明日を信じましょう。今日を元気に乗り切りましょう。


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