今日は土曜保育の日でした。
平日に比べれば子ども達の人数は少ないですが、今日も沢山の子ども達が登園してくれました。

朝の自由遊びの時間。
私が2歳児クラスのTくん(3歳児)を膝に乗せて絵本を読んでいると、調理さんから、

「K先生ごめ〜ん、今園長先生出てるから検食お願いしてもいい〜？😭」
と声をかけられました。

私は、保育の状況を見て、少し荒れた様子でもあったし、Tくんの読み聞かせも途中なので今抜けるのはまずいかな〜と思い、
「わかりました！今少し子ども達が落ち着きないのでもう少し落ち着いたらいきますね〜」
と調理さんに話をしました。

すると、一緒に保育をしていたM先生(後輩ちゃん)と、S先生(パートの先輩先生)が
S先生「K先生行ってきていいよ〜」
M先生「こっちは見ておきますね( •̀ᴗ•́ )/」

と言ってくれたので、
なんて優しい先輩と後輩なんだ🥺💓と思いながら

「そうですか〜？じゃあ、お言葉に甘えて検食行ってきます！Tくんごめんね、先生ちょっとみんなのおやつ味見してくるからちょっと待っててね！
すぐ戻ってきるのでお願いします(๑˃ᴗ˂)و♡」
と言い残して検食に向かいました。

そして、5分後検食を終え、保育室に戻ってくると、
なんとさっきまで一緒に絵本を読んでいたTくんがS先生に抱き抱えられ保冷剤で頭を押さえながら泣いているではありませんか:(´◦ω◦`):💦

私はS先生にすぐに確認をしました。
「S先生、Tくんどうしたんですか？😳💦」

するとS先生は言いました。
「K先生が検食に行ったあと、お部屋を走ってたH君(2歳児クラス3歳)とぶつかってね…😅少しタンコブになってるけど大丈夫だと思うよ〜
頭ゴチンしちゃったんだよね、痛かったね〜🥺」
と話すS先生。

私はひどく自責の念を抱きました、、、。
「すみませんS先生…私がもう少し落ち着いてから検食に行っていれば…😢」
と謝ると、

「K先生のせいじゃないよ💦検食なら仕方ないし、行ってきていいって言ったのは私達だし💦むしろちゃんと見れてなくてごめんね(>_<)💦」

「そうですよ💦K先生のせいじゃないですって💦私も他の子に気を取られて見れてませんでした…すみません😔」
と私を責めることなく優しく声をかけてくれる先生達。

でも、これは明らか私の責任でもある。
私が検食に行かなければこんなことには…。

ここで私は大事なことを思い出しました。
(あっ、私まだT君に謝ってない…！)

私はすぐにT君をS先生から受け取り抱き抱え、
「T君ごめんね、、、先生がちゃんと絵本読んであげてれば怪我しなかったかもしれないのに…先生いけないことしちゃったね…😔」
と謝るとT君は言いました。

「痛かったけどT君強いから大丈夫！もうすぐお兄ちゃんになるし！」
と、半ベソをかきながら強がるように話すTくん。
そう、彼にはもうすぐ弟ができるのです。

「T君は強いね、もう立派なかっこいいお兄ちゃんだ🥺💓」
と話をすると。

「でもね先生、、、次は絵本最後まで読んでから味見に行ってきてね🥺」
と話したTくん。

「うん…そうだよね！次は絶対にお話の途中で味見なんかに行ったりしないよ！今日は本当にごめんね(｡>_<｡)先生を許してくれる？🥺」

「もちろん😆K先生絵本の続き読んで！」
と元気を取り戻した様子で話してくれました。

T君を見ていて私は感じました。

私なんかよりずっと立派で、
強くて、優しくて。
きっと素敵なお兄ちゃんになるんだろうなぁ。。。
私もへこたれてなんていられない！！！

T君の言う通り、
〝次〟どうしたらいいか！
同じことが起こらないためにどうしたらいいか考えればいいんだよね！

ありがとうT君😌💓
私は今日も子ども達から大事な事を教えてもらっちゃいました😋💕



そう、私達はプロ。
起きた事を悔やんでも仕方がないのです。
起きたことはもう変えられないのだから。

大事なのは、
『もう一度同じこと、同じ状況ならどうするか？』
『同じことが起こらないためにどんな思考や行動の選択をするのか』
ということ。

そのためには常に、
「何が1番大事なのか」
という優先順位をはっきりさせておくこと。

今回私は、保育中に検食で現場を抜けてしまいました。
確かに、これもお仕事の1つだし、
この後食べる子ども達のおやつに異変はないかをチェックして、安全安心なものを提供することに繋がる大事なこと。

でも、私はプロの保育士として〝1番〟しなければならないことは、
『目の前の子ども達としっかり向き合う事』
そしてそれは
『子ども達の命を守る事』
に繋がる。

子ども達や保護者にとって、安心安全な空間を作ること。
それが私達保育士の大事な大事なお仕事なのです😊