市倉加寿代

認定NPO法人フローレンスにて新規事業開発と政策ロビイングを担当。美容師→司書→現職。…

市倉加寿代

認定NPO法人フローレンスにて新規事業開発と政策ロビイングを担当。美容師→司書→現職。 noteは全て個人的な見解です。 プライベートでは多胎育児のサポートを考える会の代表してます。

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    フローレンスのメンバーたちが個人で発信しているnoteをゆるっとまとめました。記事の内容はいずれも個人の見解です!フローレンスについて詳しくはこちらをご覧ください:https://florence.or.jp/

最近の記事

友人からの忘れられない言葉

こんにちは、多胎育児のサポートを考える会/フローレンスの市倉です。 私が多胎児家庭のサポートを始めたきっかけを以前このnoteに書きました。 このnoteはもう3年以上も前のもの。その後、私の友人の子どもは大きくなり、双子ベビーカー生活は終了しました。家にひきこもらなければいけないような外出困難も減ってきているように感じます。本当に、よく頑張ってるな、、、と尊敬します。 でも、子育て界隈の課題って、困りごとのフェーズが短期間で劇的に変わるからこそ、解決されにくいんだろう

    • 2022振り返りと、2023に向けて

      2022年も残すところあと1時間! 2022年は、この2、3年でやってきたことが続々と形になる一年でした。 ●1月、日本初の多胎児家庭専門の訪問サポートサービス「ふたご助っ人くじ」のサービスインが決定 2020年12月からトライアルで実施していた「ふたご助っ人くじ」が、経営陣に向けてのプレゼンを通過!4月からのサービスインが決まりました。 新規事業てナニソレ美味しいの?状態の私にたくさんの方が力を貸してくださり、最終的にフローレンスの1事業になれたふたご助っ人くじ。

      • 【双子ベビーカーをバスに乗せて】に寄せられる疑問に一気に答えていく

        こんにちは、多胎育児のサポートを考える会/フローレンスの市倉です。 フローレンスでは約3年前から「双子ベビーカーをバスに乗せて」というソーシャルアクションを行っていて、2022年6月からは都内の全路線バスでの乗車ルール改正が叶いました。 今日は、この活動をしていると「これってどうなの?」と聞かれることが多い内容に、まとめてお答えしていきます。 〇そもそも双子ベビーカーでバスに乗ると、通路塞がるんじゃないの? A.車内の専用スペースに置く事で、通路は塞がりません。 〇

        • 東京都交通局主催の意見交換&乗車体験会に、双子家庭3組と参加してきました!

          こんにちは、フローレンス/多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 昨日、有明で行われた交通局との意見交換に参加してきました。 私が勤めるフローレンスでは、約3年前から「双子ベビーカーを折り畳まずにバスに乗せてほしい!」という多胎児家庭の声を届けるソーシャルアクションを続けています。 アクションを始めた2019年には、東京では、バスに双子ベビーカーのまま乗る事は、残念ながらできませんでした。 が、東京都交通局をはじめとした関係各社のみなさんのおかげで、都内全線で「双子

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          ついに、私営も含めた都内バス路線すべてで双子ベビーカーの乗車が解禁!!

          こんにちは、フローレンス/多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 今日は、本当に待ちに待ったお知らせが出来ます。 ついについに、私営を含めた都内全路線での、双子ベビーカーでのバス乗車解禁されました!! ●これまでの歩み フローレンスが全国規模でとった多胎児家庭向けのアンケートで、「バスに乗車拒否される」「もともと乗れるものとおもっていない」と衝撃の状況が明らかになったのが、2019年秋のこと。 そこから度重なる交渉や陳情の末に、都が運営する都バスの限定5路線で解禁

          ついに、私営も含めた都内バス路線すべてで双子ベビーカーの乗車が解禁!!

          excelをろくに使いこなせない時短ママ社員が、目の前の親子の課題をどうにかしようと新規事業を起こした話

          2020年1月。 私は会社の代表から「いっちー、新規事業やってみなよ」と言われて、戸惑っていた。 (新規事業って何・・・?そんな、「やってみなよ」みたいな軽いことじゃないでしょ・・・・) そこから、足掛け2年。エクセルもろくに使いこなせず、横文字が出てきたらこっそりスマホでググるような私の、新規事業立ち上げストーリーが始まった。 ●「君以外に誰がやるの?」 事のはじまりは、こうだ。 私は2019年の夏ころから、いわゆる「ソーシャルアクション」「ロビイング」というも

          excelをろくに使いこなせない時短ママ社員が、目の前の親子の課題をどうにかしようと新規事業を起こした話

          【速報】2022年3月末までに、都内の民間バス会社の全ノンステップバスで、ふたごベビーカーの乗車が解禁!

          みなさーーーーーん!!!!やったよーーーーーーー!! 都バスが先んじて解禁していた「双子ベビーカー(二人乗りベビーカー)の折りたたまないでの乗車」が、都内民間バス会社全線で、解禁されます!! 本日、東京バス協会の上田理事長が都議会にいらっしゃり、本件への進捗を教えてくださるとのことで、急遽、都議会に行ってきました!! 冒頭、上田理事長から 「遅くとも年度内には、全てのノンステップバスで二人乗りベビーカーが折りたたまずに乗れるように、都内の民間バス各社が準備を進めている

          【速報】2022年3月末までに、都内の民間バス会社の全ノンステップバスで、ふたごベビーカーの乗車が解禁!

          「親だけで頑張らなきゃいけない育児」をやめたい

          こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 最近、双子を育てているお母さん達の話をじっくり聞く機会がありました。 フローレンスの訪問サポートサービス「ふたご助っ人くじ」の保育者が、もっと多胎児の親御さんの心情に寄り添った対応ができるようにするために、みなさんの妊娠、出産、育児それぞれのエピソードを聞かせてもらったんです。 その内容がとても心に刺さったので、みなさんの許可を得た上でここに記載したいと思います。 インタビューで語られた、母達の記憶 双子にきょう

          「親だけで頑張らなきゃいけない育児」をやめたい

          自分の半径5mから世界を変える方法~【双子ベビーカーをバスに乗せて】を、6ヶ月の双子を育てる「私」がやってみた~

          こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です! おそらく私のツイッターやこのnoteを見てくれている方は、多胎児を妊娠・出産・育児をしている方が多いのかな~と思うのですが、 今日は、みなさんと同じ双子を育てている一組のご夫婦を紹介します。 ここ一年の、双子ベビーカーのバス乗車にまつわるルール改善に勇気づけられ、自分達でバス会社に連絡を取り、実際に双子ベビーカーでの乗車を叶えたIさんです。 6ヶ月の双子を育てるIさんご夫婦。目の前の双子育児に奮闘する中で、なぜ「自

          自分の半径5mから世界を変える方法~【双子ベビーカーをバスに乗せて】を、6ヶ月の双子を育てる「私」がやってみた~

          ついに都営バス全線で「二人乗りベビーカーの乗車」が解禁!!みんなの思いが世の中を変えた日

          こんにちは、多胎育児のサポートを考える会/フローレンスの市倉です。 今日は、本当に嬉しいニュースをお届けできます。 ついに、6月7日(月)より、都営バス【131系統=全線】で、二人乗りベビーカーの乗車が解禁されます!! (画像はHPよりお借りしています) 長い、、、、長かったよぉぉぉぉ、、、、当事者の方にとっては、本当に長く長く待ち望んだものだったものではないでしょうか。 なんだかもう、ここまでの道のりへの思いがありすぎて感情が追いつかないのですが、東京都のリリース

          ついに都営バス全線で「二人乗りベビーカーの乗車」が解禁!!みんなの思いが世の中を変えた日

          「関東多胎ネット」クラファンスタート!「すべての人にやさしい社会へ」という想いを、みんなで応援しませんか?

          こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 令和3年度の国・東京都の多胎児家庭支援制度が明らかになってきたこの頃。私は議員さん・自治体職員さん向けに勉強会を頻回に行っています。 その中でも先日行った勉強会は、当事者である、双子のママパパ向けのもの。 実はこの勉強会、「関東多胎ネット」という、最近生まれたばかりの団体が主催してくれました。 ●「関東多胎ネット」とは「多胎ネット」という言葉は聞き慣れないかもしれませんが、多胎の妊娠・出産・育児を、多胎家庭の当事者

          「関東多胎ネット」クラファンスタート!「すべての人にやさしい社会へ」という想いを、みんなで応援しませんか?

          2020年の活動振り返り〜多胎育児のサポートを考える会・フローレンス・個人〜

          こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 2019年秋から始めた多胎育児のサポートを考える会の活動は、2020年も色々な事がありました。 来年も引き続き!たくさんの方のお力を借りながら多胎児家庭への支援導入を訴え、進めていくつもりですが、ここでこの1年の活動を簡単に振り返ってみたいと思います。 ●双子ベビーカーでの都バス乗車、一部路線で叶う!2019年秋からの活動の中でも力を入れていた点の一つである『双子ベビーカーでのバス乗車』については、非常に前進のあった

          2020年の活動振り返り〜多胎育児のサポートを考える会・フローレンス・個人〜

          東京都荒川区の多胎児パパ・ママ必見! 「保育駆けつけ新サービス」トライアルユーザー募集をスタート!【12/1より保育開始】

          こんにちは。 多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 私が勤めるNPO法人「フローレンス」で、多胎児家庭専門の訪問保育サービスの開発のため、実際にサービスを受けて利用感をフィードバックし、一緒にこのサービスをよりよくしてくれるご家庭を募集します。 (以下、このサービスにトライするに至った経緯を書きます。早く募集の件だけ読みたいよってかたは、最下部まで飛ばして下さいねm(_ _)m) ●一年半前に気づいた。「これっておかしくない?」私がこの活動をするに至った経緯は以前

          東京都荒川区の多胎児パパ・ママ必見! 「保育駆けつけ新サービス」トライアルユーザー募集をスタート!【12/1より保育開始】

          【レポ】都バスへの双子ベビーカー乗車が解禁されたので、乗ってみた

          こんにちは、多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 先日ツイッターでもお伝えしたとおり、本日9月14日(月)より、都バスの一部路線にて、【双子ベビーカーがバスにそのまま乗れる】というルールに変わりました! 初日の今日。 解禁された路線を使ってお子さんと一緒にバスに乗る方がいらしたので、同行して、その様子をレポートします! 「これまではバス通院が選択肢になかった」 今日同行させていただいたのは、都内に住むKさん親子。 都内在住で、4ヶ月になる双子ちゃんが渋谷の総合

          【レポ】都バスへの双子ベビーカー乗車が解禁されたので、乗ってみた

          悲願達成!ついに「双子ベビーカーを折りたたまずに乗車OK」都バス一部路線で実現へ

          こんにちは。多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 いやー、テンション、上がってます。爆上がりです。 (▲今のテンションのイメージ) みなさん、今日14時の小池知事の会見、見ました・・・・? 小池都知事が「二人乗りベビーカーを折りたたまずに都営バスに載せます。9/14からスタート」って、言ってましたよ・・・・!! 興奮が全く冷めないのですが、「ベビーカーでそのままバスに乗りたい、ただそれだけのことなのに、、」と今も思っている多胎児ママパパに向けて、小池さんが話した

          悲願達成!ついに「双子ベビーカーを折りたたまずに乗車OK」都バス一部路線で実現へ

          東京都町田市で、双子家庭の虐待死事件。本当に「待ったなし」の多胎児家庭支援

          こんばんは。 多胎育児のサポートを考える会の市倉です。 昨日は、あまりにも悲しくて辛いニュースを知りました。 東京の町田市で、双子の男の子(2歳)を殺めた疑いで、母親が逮捕。 詳細な背景がまだ報道されていないので事件へのコメントは控えますが、多胎育児のサポートを世の中に訴えてきた立場としては、非常にショッキングなものでした。 ●「多胎児を家族だけで育てる」という無理難題昨年、私が勤務先のフローレンスとともに行った「多胎児家庭の育児の困りごとに関するアンケート調査」で

          東京都町田市で、双子家庭の虐待死事件。本当に「待ったなし」の多胎児家庭支援