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小学生のやさしい"声"が 通勤の支えに

先日、新聞で読んで感動した記事。

小学生の"やさしさ"から、たくさん沢山、学んだ。

目の病気で視力を失った男性が通勤でバスに乗ろうとしたとき、「バスがきましたよ」と小学生が声をかけ、男性をサポート。以降、毎日声かけを続け、この男性の通勤を支え続けた、と。

しかもすごいのは、この小学生が卒業したあとも、また別の子が同じように声かけを続け、やさしさのバトンが15年以上も続いていること!

先生や親に促されるでもなく、周りの目も気にする年頃に…

すごいなーと感心。もっとエピソードを知りたくなり、この記事に書いてある作文コンクールを検索。男性の書かれた作品を読んでみた。

このお話、子どもたちにとって、そして私たちにとっても、ほんとに大事なことがいっぱいいっぱい詰まってる……!

1️⃣白杖を持ちキョロキョロする人を見て「視力に障がいのある人」だと認識する福祉理解がある。
2️⃣ "目が見えないとバスに乗るのが難しいだろうなぁ" と相手の心境を想像できる。
3️⃣どんなサポートが必要かを推測し適切な解決策を考えられる。
4️⃣周りの目を気にせず、勇気を持って自ら行動できる。

もしかすると1と3は、小学校の教科書を読めばわかるかもしれない。

でも、2と4は?

みなさん(わたしも含め…)、普段の生活の中で

できていますか?

思いやること、誰かのために一歩踏み出すこと、そのことの大切さをこの小学生たちから改めて学びました。

 彼女も小学校を卒業しました。でも毎朝、背中を押して誘導する彼女を見ていた周りの子供たちにこの作業は引き継がれています。今では、誰かが背中を押す誘導をしてくれています。
 温かい小さな手の小さな親切が、次々と受け継がれています。  (男性の作文より)

そして、もうひとつ、大切な大切な学び。

やさしい気持ちは、人から人へつながっていく。

温かい、小さな手と声のバトンリレーのお話。



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