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骨髄移植から2年。ここで折り返し。

骨髄移植をしてから2年が経ちました。あっという間というよりは、ようやくといった感じ。実際、ここまで長かったなーと思います。時間の経過がゆっくりに感じるのはもちろん、変化が少なく、ときには巻き戻ったような感覚があるからです。

現在、ステロイドの量は8ミリ。月に0.5ミリのペースで減っていましたが、11月に7ミリから8ミリに戻ってしまいました。体調を崩してしまったんですね。その影響もあってか、GVHDが悪化し血圧も上がり、やむなく量を増やした(戻した)というわけです。

1ミリ戻ったということは、期間にしてみれば2ヶ月。気持ち的には、本当に2ヶ月巻き戻ったような、言い換えると、この2ヶ月が無駄になってしまったような感覚に陥ります。実際、そんなことはないんですが。

見た目や自覚症状にそれほど変化がない以上、薬の量がバロメーターになってしまうので、それが増えるということはなかなか気持ち的にはしんどいところがあります。

先日の受診で、「移植から2年ですねー」という話をしていると、「この調子で3年、4年とがんばりましょう」ということだったので、今でようやく折り返しですね。

まあ、通院が長く続いたり、薬の量が減るペースがゆっくりだったり、そのあたりは納得しているので何も問題はありません。ただ、さすがにそろそろ仕事やプライベートも含めて、もっと積極的に活動しないといけないんじゃないか、という焦りがあります。

免疫抑制剤も使っているため(ステロイドが無くなってから、免疫抑制剤を減らすターンに移る)、感染症のリスクが通常よりも高く、外出を控えたり人混みを避ける必要があるのは事実です。卵かけご飯も納豆も一度も口にしていません。

なので、仕方がないと思いつつ、どこかでそれを言い訳にしているような、そんな葛藤があります。これがストレスにならないよう、日々バランスを取ることが重要で、今の自分はそういうことをがんばっているんだと考えています。

"がんばる" と "無理をしない" のバランス。薬の量を減らすためにどうすればいいのかわからないもどかしさ。そんなことを思った2年目でした。

こういうことを考えられるのも、移植をして病気が良くなって元気に過ごせているからで、本当にすごいことなんだ。ということは忘れないようにしたいです。

移植から2年経ったので、そろそろまた色んな検査が控えているようです。まずはそれらをクリアすることが大事。

先日、『アバウト・タイム』という映画を観ました。なかなか良かったので、おすすめ。

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