【おすすめ本】変な家 (著:雨穴)
YouTubeでとある動画を見た。
「【不動産ミステリー】変な家」と称された不思議な動画だ。
かなり奇妙な紛争をした女性が、電話応対で変な間取りな家への引っ越し相談を受け、その間取りの不明点を建築に詳しい知人に相談するという動画。
ミステリーとしてシンプルにわかりやすい話で、興味をそそる内容だった。
続きがなんと、書籍となったとのことで購入。
全編を通して、登場人物の対話形式で語られるため、読みやすく、買ってから3時間で一気読みしてしまった。
YouTubeの内容が第一章となっており、ラストが少し書き換えられ、第二章以降へ続くようになっている。
変な間取りの家は、合計3軒登場し、追加で執筆された2部屋も住人の異質な暮らしっぷりを脳裏にはっきりとイメージできるため、ストレスなく読める物語だった。
凄惨で痛ましく、どこかねじ曲がってしまった家族の悲しいストーリー。
夏の世に、ちょっとだけ不気味な話で涼んでみてはいかがだろうか。
創作意欲の支えになります!