もじゃ

東京在住。広告をつくる仕事をしています。感じたことや出くわしたことを、気の向くままに書…

もじゃ

東京在住。広告をつくる仕事をしています。感じたことや出くわしたことを、気の向くままに書き綴っていこうかなと思っています。

最近の記事

記念日のことを考えた記念日

1月16日といえば、そう、ヒーローの日。 え、聞いたことないですか? なんて。 知ったふうな口をきいてごめんなさい。 ワタシも知りませんでした。 スーパーやコンビニに節分グッズが並びはじめたというのに、 なかなか正月気分から抜け出せない今日この頃。 何の気なしに日本記念日協会のホームページで 「1月16日」の記念日を検索してみました。 そうしたら、でてきたのです、「ヒーローの日」が。 他にも、「十六茶の日」や「トロの日」など、 聞いたことのない記念日が並んでいました。

    • なんてったってアイドルなのか

      須藤凛々花氏の結婚宣言の件ですが、いろいろと批判が噴出しています。 ただ、どれもワタシ的には腑に落ちないものばかりで、 少々消化不良気味です。 ファンを裏切ったという指摘はたしかにその通りだと思うのですが、 果たしてそれで片付けていいのかしらと。 彼女はなぜあの場で震えながら結婚宣言をしなくてはならなかったのか。 恋愛禁止というルールの中で“結婚”なんて口にすれば、 世間が度肝を抜くことは百も承知だったはず。 グループからも、事務所からも、追い出されるのは簡単

      • ファッションについて考えた二、三の事柄

        上着を羽織るのが流行っている。 袖を通さないだけで“こなれ感”がアップするらしい。 ただ、あれが様になるのは、すらっとした モデル体型の人ぐらいなのではなかろうか。 ちっちゃな日本人がやっていると、 ちびっ子ギャングみたいだ。 そもそも、上着をずっと羽織っていると、 動きがかなり制限されるので 肩がひどく凝りそう。 そんなに“こなれ感”って、必要なのだろうか。 まあ「余計なお世話だ」と言われれば それまでなんですが。 ついでだから、もうひとつ余計な世話

        • STOP!ナナメ歩行

          人込みをナナメに歩いて横断する人が嫌いだ。 (普段人込みを歩かない人は、まったくわからないかもしれませんが) 省エネで横断したいのか知らないけど。 そもそも、人込みをスムーズに横断するには、 かなり高度なテクニックを要する。 瞬間的に、歩行者の流れを読み、 判断と行動をすばやく繰り返して、 人の合間を縫わなければならない。 それができて、 はじめて都会人として認められると言っても過言ではない。 慣れない頃には、 割り込むタイミングをつかめず結局直進したり

        記念日のことを考えた記念日

          Tattoo and Peace

          これまで一度たりとも タトゥーを入れたいと思ったことはないが、 もし入れるとしたら、 どこにどんなヤツを入れるか考えてみた。 まずはどこに入れるか。 ワタシの性格的に、手とか、顔とか、 大々的に見えるところはヤダ。 なにかの拍子に、ちらっと見える。 そんなさりげなさが理想だ。 二の腕はありきたりだし、胸は最適な場所を決めづらい。 足首だと、ちょっとさりげなさを狙い過ぎているような気がする。 眼球という選択肢もあるが、相当の覚悟が必要だ。 もういい。

          Tattoo and Peace

          たかが9割、されど9割

          『人は見た目が9割』という本がヒットしたあたりからだろうか。 本のタイトルに「9割」というワードが躍るのを よく見かけるようになった。 そのような本を、ワタシは「9割本」と呼んでいる。 いったい9割本はどのくらいあるのだろうか? ふと気になったので、 Amazonで「9割」と入力して検索してみた。 検索結果10,344件。 にわかには信じがたい数字…… どれどれ。さっそく見てみると。 『伝え方が9割』 ああ、これ知ってる。コピーライターが書いた本。 売

          たかが9割、されど9割

          もうすぐ5年

          月日が経つのは本当に早いもので、 あと2日でまる5年になる。 東日本大震災の日、ワタシは職場で、 経験したことのない大きな揺れに襲われた。 あの日のことはときどき思い出すけれど、 平静を取り戻した東京で生活していると、 被災地を応援する気持ちはついつい薄れてしまう。 しょうがないことかもしれない。 だけど、毎年3月11日が近づいてくると、 少しうしろめたい気持ちになる。 そんなワタシに罪滅ぼしの機会を与えてくれるのが、 ヤフーの「Search for 3

          もうすぐ5年

          やるか、やられるか

          これまで幾度となく 鳥にフンを落とされてきた。 外を歩いていて フンに当たる確率なんて そう高くはないはずなのに。 もちろんフンを落とされないように、 細心の注意をはらって日々生きている。 電線や木の下を歩くときは 鳥がとまっていないかチェックするし、 地面にフンが落ちていれば、 避けて通るようにしている。 なのに、不意をついて、落とされる。 あるときは、 落下してきたフンが走っている車に直撃し、 激しく飛び散ったものがかかったこともあった。 ま

          やるか、やられるか

          オトナの決断

          智(ち)に働けば角が立つ。 情に棹(さお)させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 これは、夏目漱石が書いた 『草枕』という小説の冒頭にある一文だ。 ワタシは重大な決断を迫られたとき、 『草枕』の一文を思い出して 肩のチカラを抜くようにしている。 頭の中で考えるだけではダメ。 情に流され過ぎてはダメ。 意地っ張りになるのもダメ。 いわゆる、戒めってやつですね。 そりゃあ、どうしようもできなくて 頭を掻き毟りたくなるときもあるけれど、 できるだけ落ち着

          オトナの決断

          I met a TEMPE.

          今日ATMに行ったら、テンペが置いてあった。 きっと誰かが忘れて行ったのだろう。 でも、なぜATMに。 テンペをずっと持って歩いていたのだろうか。 それとも、カバンに入れていて、 財布を取り出すときに邪魔になったのだろうか。 知る由もない。 ただ、目の前にテンペがあった。 半透明のビニール袋に包まれて。 ワタシはテンペをそのままにして立ち去ったが、 その後、持ち主はテンペを置き忘れたことに気づき 戻ってきたのだろうか。 どこで離れ離れになったかわからず

          I met a TEMPE.

          いとおいしい、いとおしい

          「棗(なつめ)バター」なるものがある。 ナツメヤシと発酵バター、胡桃を使ったシンプルな菓子だ。 口に入れると、素材そのものの味が渾然一体となる。 なにも足さない。なにも引かない。 これは、ひと昔前のウィスキーのキャッチコピー。 はじめて棗バターを食べたとき、このコピーが浮かんできた。 まあ、そもそも、 ナツメヤシと発酵バターと胡桃を足しているんですが、 そういうことではなくて、 素材の味で勝負してるなって感じたということです。 食べると、つかの間のしあわせ

          いとおいしい、いとおしい

          メンタルをマッチョに

          どうしてもソリが合わない人っていませんか? 磁石のN極とN極、S極とS極みたく。 関係が拗れてしまうと、顔も見たくなくなる。 どうにかしたいとは思うのだけど、 時間が経てば経つほどココロは凝り固まっていく。 まあ、気の合う人とくだをまけば、 どうにかやり過ごせたりするんですが、 そうもいかない時もあります。 やっかいですよね、人間関係って。 同極の反発するチカラだって、 うまく利用すれば、 リニアモーターカーのような 夢の乗り物をつくることができる。

          メンタルをマッチョに

          ヒミツのはなし

          人はヒミツを知りたがる。 例にもれず、ワタシもそうだ。 ゴシップニュース、大好き。 電車に乗れば、週刊誌の中吊り広告を キョロキョロと探してしまう。 ただ、つまびらかにした途端に、興ざめることってないですか? 覆面レスラーの素顔とか。 アイドルの汚部屋とか。 着ぐるみの中の人とかとか。 秘すれば花。 世阿弥が書いた能の本に、そんな言葉があるようです。 多くの人を惹きつけるためには ヒミツにすることも必要だっていう意味らしい。 そういえば、“寅さん”を

          ヒミツのはなし

          ミソカツ狂騒曲

          “ミソカツ”を頼んだら、 “カツカレー”が運ばれてきた。 今日のお昼に入ったお店でのできごと。 え? は? ん? なんで? 店員さんのミソ、いや、ミスに違いない。 念のため確認しようと思って、 メニューを手にして愕然とした。 「ミソカツカレー」と書いてある。 オーマイガッ!だ。 恥ずかしながら、そんな料理があるなんてはじめて知った。 たしかに、今日、ワタシは店内メニューをよく見ないで注文した。 お店の前に掲げてあったメニューをちらっと見て、 「今日は

          ミソカツ狂騒曲

          言いたいだけ

          青山の骨董通りには、アバンギャルドな人が行き交っている。 フック船長のようなヒゲをたくわえた青年。 ベルトがいっぱい付いているコートを着た女性。 革パン、革ジャンに身を包み、 でっかいプードルを2匹散歩させるロン毛のおじさん。 例をあげれば、枚挙にいとまがない。 あの、話の途中なんですが、 “アバンギャルドな人”ってアバンギャルド感が全然ないから、 ここからは“アバンギャルダー”って呼ばせてもらいますね。 で、コンビニでもアバンギャルダーに出くわすことがある

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          キャッチコピーは甘くない?

          コーヒーと ショートケーキ、 おいしい。 これ、ドトールのケーキセットのキャッチコピーだそうです。 ネットでは、適当過ぎるとか、小学生並みだとか、散々な言われよう。 なかには、好意的なコメントもあるけどさ。 まあ、たしかにストレートなコピーだとは思います。 震えるほどストレート。 ストレートなコピーといえば、超メジャーなやつ、思い浮かびませんか? 薬物の話になると、ゼッタイ誰かが口にするアレです、アレ。 ダメ。ゼッタイ。 これ、いろんなシーンで使えますよ

          キャッチコピーは甘くない?