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身体がかたいって結局どこがかたいのか?

よく身体がかたいから怪我をしやすいとか、腰痛になるとか言いますよね。確かに身体がかたいことで起きる弊害もありますが、身体が柔らかいことで起きる弊害ももちろんあります。身体が柔らかい人の方がケガをしやすくなることだって考えられます。

逆に身体がかたいことで反発力を得やすくなるので、いいパフォーマンスを出せることが多いです。足が速い選手、ジャンプ力がある選手はだいたい身体がかたい印象があります。

さて、ここで言う身体がかたいってどこのことをさしていますか?
筋肉?関節?それとも皮膚?

最近では『筋膜』という言葉がかなり取り上げられていて、筋膜の滑走性が悪くなったことが身体のかたさの原因だとメディアで言われていたりもしますよね。

身体のかたさは関節や筋肉など様々な因子によって引き起こされます。例えば関節可動域を制限する因子について探ってみると、、、

・筋収縮の影響⇨筋スパズム・痙縮
・拘縮の発生⇨結合組織性(真皮・筋膜・関節包など)
       筋線維性(筋線維自体)
・強直の発生⇨骨性(骨・軟骨の破壊)
       関節構成体の線維性(拘縮の進行)

こんな感じで分けることができるでしょうか。

一言にかたさと言ってもいろんな因子が考えられるので、むやみにやりすぎてもケガに繋がってしまうこともあります。

それ以外にも、緊張をしていて自分で体をかためてしまっている場合もあります。呼吸が浅くなっていたり、いつも首がカチコチになっている方はそのパターンです。

こういった方は無理にストレッチをやるよりも血流が上がるような簡単な運動を、全身大きく動かすようにして行うのがおすすめです。

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