郡山市歴史資料館

本日、クライアント様のリスケの関係でほぼ1日空いたので、郡山市の歴史資料館に足を運んでまいりました。
実は「鬼と天狗」執筆のきっかけを作って下さったH様に、「こんな企画があるので、時間があれば行ってみます」と述べたところ、「ぜひレポを」と期待?されていたのです。

結果は、「オールくずし字の資料展示で、難しい^^;」

ただし、成果がゼロだったわけではなく、会場のパンフレットを入手できたことと貴重資料のコピーを依頼できたのは、大きな収穫でした。

ちなみに、「廻米」というのは、ある程度以上の俵数の米を、1地点から他の地点に廻送することを言うそうです。
江戸時代の「納税」の基本単位は「米」。農民らが納めた米を大市場(江戸や大阪)で売り払い、貨幣を獲ることで経済活動を循環させていたわけです。

この経済活動の仕組みですが、案外史料に出てこないんですよね……。
二本松藩がなぜ巨額の借金を抱える羽目になったか。そして、幕末の東日本は天候不順・飢饉に悩まされた時期でもありましたが、それをどのように乗り切ろうとしたのか。
そのヒントとなる展示及び資料に触れてきた1日でした。

余談ですが郡山市歴史博物館は、今月27日で閉館。その後、現在中央図書館向かいに建設中の新施設に引っ越し・リニューアルオープンする予定です。
ただし、リニューアルまで2年かかるため、本当にギリギリの訪問でした^^;

今回のリサーチ内容は、これから先の「鬼と天狗」でも反映される予定ですので、ぜひ期待してくださいませ!

もっとも、文語調・漢文調の樫村日記(年中日記)の読解が60P分有るのですけれどね(苦笑)。
※樫村日記:守山藩中町の有力庄屋。この日記がなかなかローカルな事項に触れていて、当時の県中地方の実態を掴むのに有益なのです。
オール漢文調ですけれど^^;


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