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最近のお気に入りBGM

少し前に、Twitterで音大の先生とやり取りをした際に、「どのような作曲家の音楽を聞かれますか?」という質問があったので、

椎名豪 氏
佐藤直紀 氏
服部隆之 氏

のお三方の名前を挙げさせて頂きました。

恐らく、お三方とも「名前は知らないけれど、音楽は聴けば分かる」というくらい、あちこちに楽曲を提供されているのではないかと思います。

まずはイチオシなのは、椎名豪氏作曲の「鬼殺隊」。

何せ、私が自力で楽譜まで起こしたくらいの、入れ込みようです(笑)。
ライティングで行き詰まったときに聞くと、文字通り「己を鼓舞せよ」という気分になるので、お気に入りの1曲ですね。

楽曲の流れとしては、謎めいたイントロから始まり(今回引用した動画ではカット)、中間部から力強いテーマに変わります。そして女声の艶めかしい歌を経て、ラストが「鬼殺隊」の真骨頂とも言うべきテーマの登場です。

椎名氏のお名前は「鬼滅の刃」で知ったのですけれど、鬼滅の刃のいくつかのBGMの中でも、一番好きなのが「鬼殺隊」のテーマかもしれません。
よく聞くと「鬼殺隊」のモチーフは、隊員一人ひとりのテーマ曲にも使われている(最期の方に出てくるモチーフ)ので、気になる方は、どのようにアレンジされているのかチェックしてみると楽しいですよ!

◇◇◇

次に、佐藤直紀氏。
一番最初にお名前を知ったのは、NHKの「龍馬伝」。
龍馬伝の音楽も好きなのですけれど、さらに好みだったのは、同じくNHKのスペシャルドラマ、「精霊の守り人」のメインテーマです。

精霊の守り人も原作を全巻持っているのですが、多種多様な民族の思惑や、異世界との関わり・融合。児童ファンタジーと一括にするには勿体ない、かなり作り込んだ世界観です。
文字通り、歴史の大河のうねりを見事に音楽の世界観に落とし込んだ作品だと思います。

前半部分は主人公バルサを始めとした、各種登場人物の力強さを表現。中間部分はナユグ(守り人シリーズに登場する異世界の総称)の繊細さを描いています。
そして再度前半部分のテーマが登場し、ラストが一気にリズムの転換&転調という、短いながらも複雑な構成の曲です。

なお佐藤氏は、直近ではNHKの大河ドラマ、「青天を衝け」のオープニングを担当していらっしゃいますね。
それぞれのテーマに合わせた音楽を提供して下さる作曲家の方だと感じます。
ベースはオーケストラが多いですが、時々電子楽器も取り入れていらっしゃいます。

◇◇◇

最期に、服部隆之氏。
この方も、各種ドラマのメインテーマをよく担当していらっしゃいます。
(他に新選組、半沢直樹、下町ロケットなど)

服部氏は、電子楽器を使用しないオーケストラの楽曲が得意だそうです。
だから、より骨太な印象を受けるのかもしれませんね。

そのためでしょうか。
半沢直樹のドラマが2013年に放送された時は、ドラマは見ていなかったものの、メインテーマだけは「やられたらやり返す、倍返しだ!」のセリフとともに、強烈なインパクトを残してくれました。

「真田丸」と「半沢直樹」。どちらを取り上げようか迷ったのですが、「中小企業・ベンチャーでも一旗上げられる」という意気込みを感じさせるのだったら、やはり「真田丸」に軍配が上がります(笑)。
後は、私の勝手なイメージですけれど、「真田丸は、隠れたテーマとして『家族』がモチーフになっている」かな?と感じました。

ちなみに、お父様の服部克之氏も、日本で高名な作曲家として知られています。

◇◇◇

そんなわけで、「私が選ぶ3曲」をチョイスしてみました。



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