一寸企画会議20190805

【モノが不要な時代に、モノに込める想いと意味】 #一寸帽子クラファン日記 28/47

商品もサービスも、低価格で質の良いモノは既に世の中に溢れています。
本来、実用的なものは新たにつくり出す必要もない。

そんな世間の流れと同じように、断捨離が好きで、要らないモノ・使わないモノはすぐに処分する性格の僕。
なのにどうして、プロダクトをつくり続けるのか。
それには、理由があります。

画像7

作っているのは「余韻のあるコミュニケーション」

プロダクトをつくることで実現させたいのは、贈る人と贈られる人のあいだに生まれる、「余韻のあるコミュニケーション」。

贈る瞬間、つかった瞬間に、贈り手の気持ちがさりげなく感じられる。そして、それは使うほどに継続していく。
実物であるプロダクト自体は、いわばコミュニケーションを生むための【器】の役割を担っているのかもしれません。

画像2

例えば、僕がやっている「ふんどし」。
単に下着として捉えると、世の中の全員がもうすでに持っています。ユニクロで3枚1000円で買えるし、はき心地にも誰も困っていない。

そんな中、こだわりぬいて作られたふんどしを「ギフト」として贈られると、どうなるか?

「え!?なんでふんどし???」から始まり、
「ゴムを使用していないことがなぜ健康に良いのか?」などコミュニケーションが広がる。そこには、さりげなくもあなたの相手を想う気持ちが添えられて。

ましてや、ふんどしならではの「初めての体験」を贈ることができるのも、突き詰めるとやっぱり、相手のことを想っていることにつながります。

画像3

例えば、「一寸帽子」。
育児中の張り詰めた緊張感や孤独感は、なかなか周りに理解してもらえません。「一寸帽子」に込められた【育児をそっと応援する】というメッセージは、渦中にあるママパパにとっては、実はじんわりと心強いもの。

贈った瞬間の「なにこれ!www」から始まるコミュニケーションの楽しさはもちろん、贈る側からの【何かあったら遠慮なく言って。応援してるからね!】のプロダクトへ込められたメッセージは、育児中のママパパにどれだけ力を与えてくれるでしょうか。

素材の背景と、作り手の顔が重要な訳

台風の影響による発送のご案内

プロダクトを通じて、相手を想う気持ちを伝える。
いや、それを言ったら何をギフトにしても同じでしょ?
って言われそうですが、はい。全くそうです。

でも、選択肢を大量に持ちすぎているからこそ、

「どんな素材でできているのか」
「誰が手を動かし、誰を経由してきたのか」
「環境への配慮など、ブランドとしての姿勢」

この3点が、選ぶ際の重要なポイントになってくるのだと思います。
想いの源や姿勢、大切な人に届くまでに、誰の手を経由してきたのか。
それが、とても大切だと感じられてなりません。

画像5

今、しんどい思いをしている人を少しでもチャーミングに

「ふんどし」も「一寸帽子」も、役に立つかどうかのスペックで問われると、他に役立つモノはいくらでもあるでしょう。

でも、これだけは自信があります。

僕たちが世の中に出すプロダクトは、相手のこと想う瞬間、スペック以上の力を発揮してくれる、ということ。そして、そこには「意味」が宿っているということ。

「ふんどし」も「一寸帽子」も、単に奇をてらってニッチな領域を攻めている訳ではありません。実体験として、自分自身がどん底に落ちたとき、救ってくれた、もしくは、これがあったら救われたでだろうアイテムだったりします。

心が疲れたときに、下着を変えるだけで起こる変化。
育児に疲弊したときに、ふっと緊張を緩めてくれる癒し。

どちらも「僕自身が欲しかったもの」であり、原点にあること。だからこそ同じように、今少ししんどい思いをしている人を、僕たちのプロダクトを通じて、ほんの少しでもチャーミングにできるのではないか。そう信じているんです。

一寸企画会議20190805

12月1日。
僕たちのモノづくりは、9年目に突入しました。

嗜好品でも構わない。
誰かのことを想うとき、自分のことを想うとき。そんなときに選ばれるブランドでありたい。

贈る人、贈られる人どちらの気持ちもやさしくしてくれる。
そんなプロダクトを、これからも世に出していきます。

(有)プラスチャーミング
代表 中川ケイジ

画像7

「一寸帽子」を始められるかどうか。残り2週間のクラウドファンディングにかかっています。是非ともご支援頂けると嬉しいです!


編集協力:ゆうゆう


【中川ケイジ profile 】
鬱になった経験から、ふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』『THE FUNDOSHI™️ with good sleep』を展開。すべて被災地で生産しており、モットーは【今しんどい人を少しでもチャーミングにする】。子育てのために水戸市に移住しました。著書は2冊、日本ふんどし協会の会長もやってます。
今回、育児を楽しく応援するためのプロジェクト『一寸帽子』の立ち上げに挑戦中!12月25日まで。
Twitter https://twitter.com/keiji_nakagawa
note https://note.com/k_nakagawa

一寸帽子クラファン日記 28/47


ありがとうございます!サポート不要です。もし少しでもお役に立てたなら、いいね!とかシェアしてもらえるととても嬉しいです。