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職へのこだわり〜続けることの大切さ〜


こんにちは!

理学療法士の野坂です!

突然ですが、皆さんには

こだわりってありますか?

自分の現状、クリニック勤務時には

インソールというものへの熱量は誰にも負けずに取り組んでいます。

それが今、こだわりとなり、自分の原動力になっています。

今日は、臨床中に出会ったとある患者さんから

非常に大切なことを学ばせていただいたので、

形に残していきますので、もしよければ最後までご覧ください。

ある日、足底部痛でインソールを希望する患者が来院されました。

地域柄、少し怖い印象がありました。

話を伺うと、クリニック近くのパン屋を経営しているとのこと。

話は進み、インソールを作成させていただきました。

そんな中、会話の中でこんな一言が。

「将来自分たちのようなパン職人は消える」

とのこと。

話を聞いていくと、職人は休む時間を惜しんで作成、試作に取り組んでいる。

最近は労働時間も厳しくなり、一日8時間にしましょうと。

取り組む姿勢や時間が限られてしまっている。と。

また、こんなことも言っていました。

「天然酵母で作ったパン、4.5年は売れなかった。

使う水もこだわって自分で毎週金曜日になると

汲みに行っている。なかなか売れなかったけけど、それでも

自分(本人)がうまいと思って売り続けた。

そうして続けていくことで売れるようになった」と。

この2つのエピソードを聞いて、普段では考えられないような衝撃を受けました。

まず、労働時間に関して。

今は労働時間をしっかり決めましょうという流れが出てきたので

時間きっかりに帰る。それ以外は娯楽の時間。

本当にそれでいいんでしょうか。

家にいてゆっくりすることを否定しようとは全く思っていません。

ただ、その時間って、何か有益な時間に使えないでしょうか??

本を読む、文献を読む、考えをスライドにまとめるなど、、、多義に渡ります。

昔は職人さんは、寝る時間も休憩する時間も惜しんで技術に励んでいた。

理学療法士も技術職。

ある程度は時間を惜しんで、何かに没頭する必要は絶対にあるんです。

休み時間に休むことは決して悪いことではないですし、自分も寝ます。

でも、技術職である以上、その腕でお金をいただいている以上

時間を持て余していいのでしょうか?

無駄な時間は少ない方がいい。

というわけで、自分は必ず毎日読書を欠かさず行っていますし

文献や参考書をひたすら読み漁っています。

それくらいの覚悟が技術者には必要なんだと、強く感じました。

また、2つ目のエピソード。

自分のことに対するメッセージだなと。

普通、4.5年も売れないもの、続けないですよね。

普通にやっていたら、新しい商品を作って売ります。

でも、ただ売れないだけじゃないんです。

「自分は美味いと思って売り続けた」

ここに真の技術者が見えると思うんです。

自分が信じたものだから、続けられた。

一般の人に受け入れられなくても、自分を信じて続けてきた。

だから、今がある。

素晴らしい以外の何も無いです。

自分がもし、売れないものを4年も5年も店頭に出し続けますか?

普通の人ならもう無くすでしょう。

でも、その人は売り続けた。

凄まじいですよ。

ここに職人の本気を感じました。

何かを続けること。難しいです。

でも、続けられるということは、

それで受けられるという恩恵よりも

何より「自分の中で信じられるものをずっと継続している」という点にあります。

一朝一夕では絶対結果は出ない。

出たら、まぐれ。

信じ続けること、それを信じて続けること。

インソールというものを作る仕事であり

理学療法という、治療のプロセスを作ったり、続けたりする職業。

信じ続けて、やり続ける。

信じ続けて、行動し続ける。

まさに才能。

職人の心を感じました。

患者から得られるものは大きい。偉大であります。

そんな感じで、今日も患者さんに学ばさせていただいているなあと

誤解を恐れずにいうならいい経験だったと、その人に会えてよかったと

全てお互い様に成り立ってますね。

因縁生起(いんねんしょうき)。
依他起性(えたきしょう)。

いい言葉です。

今回も読んでいただき、ありがとうございました!

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