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まずは自己紹介 不安障害経験の精神科ナース僕のこと

 僕は看護師1年目で社会性不安障害の診断を受けました。数年の内服治療をやって、いまは元気に精神科の看護師として働いています。

 いつ自分の異変に気づいたか?どのタイミングでどこに受診をしたのか、療養中は何をしてたかなど書いていきます。

 まず、いつから調子が悪かったか考えてみました。思い返すと中学時代からおかしかったのかもしれません。人前で何か発表するとか運動会の徒競走前とか、かなりの緊張しいで汗もめちゃくちゃかいてました。高校に入っても変わらず人見知りが酷く大勢の集団が苦手でした、、、、

 とここまではまあー普通の話です僕も自分の性格かなーと思ってました。

 高校2年頃からずっとみぞおちが痛くて痛くて朝とかは特にご飯が食べれませんでした。すぐに気持ち悪くなって歯磨きする時とかおえつがしたり病院に行ってもストレス性の胃炎かなー?薬飲んで様子みよっかって感じでした。胃薬を飲んでも軽くはなるけど、完治はせずそのまま専門学校へ進学しました。専門学校は看護の学校です。

 胃痛 緊張しい おえつ 胃液が上がってくる食欲不振 汗っかき等の症状は変わらず病院実習が始まった頃から癖のある先生に標的にされ(毎年3人ほど追い詰め退学させる先生)いまよりも体重が7キロ程減り手の震えや頻脈(運動をしてたので普段は60くらいが90〜110くらい)が出てきました。いま考えても地獄の日々でしたね 。

 その先生はどうしても僕を辞めさせたかったらしく、『看護師なんて辞めちゃえば?』『模試の点数なんてまぐれだから』と言ったり、僕だけ実習日誌見てもらえず、これが出来ない人の記録ですとメンバーの前で課題を晒されダメ出し。最終評価のコメントもなく30点(60以下赤点)で返された留年は濃厚でした。

 僕はこのままじゃ留年だってことで直接副校長先生に相談をしこの件を会議にかけてもらいました。会議の結果無事に単位がとれて進級することができ、国家試験にも受かり看護師になれたという簡単な流れです。

 その後は地元を離れ県外の大きな総合病院の消化器内科へ就職しました。それはとてもとても忙しい病棟で当たり前ですけど少しのミスで人が死ぬ看護の現場を目の当たりにしました。

 僕の働く前の看護師像は技術は経験でスキルアップ出来るから、まずは患者さんの話をしっかり聞けて入院することは嫌なことだけど、この病院に入院できて良かったと思ってもらえるような看護師になるという理想がありました。

 しかし現場は忙しく患者さんと話そうもんなら先輩に『患者さんと話してる暇はないんだよ』『遊びに来てるわけじゃないんだよ』と怒られる日々でした。

 業務自体もかなり大変で日勤の1時間前に出勤して患者さんの情報をとる遅くまで残業して帰ってきてレポート書き書き。休みの日にも病棟会というものに出て休みが潰れる。1日を過ごすだけでも大変でした。患者さんの元へも検査の説明や処置でいくくらいで、信頼性を築くほどの余裕はありませんでした。

 そんな看護師生活を数ヶ月続けた頃に夜寝れなくなってきて朝ごはんもまともに食べれず吐くようになり仕事に行くのが億劫、けど行かないとと行っていました。仕事でもミスをするようになり特に理由もないのに胸を締め付けるような息苦しいような不安感と動悸が1日中するようになりました。

起きてから寝るまでです

 吐き気や胃痛、食欲不振が酷く徐々に体調も悪化、仕事も休むようになりこれは胃に何かあるんじゃないかと胃カメラ飲んだけどそれほど異常なし。2ヶ月くらいの間処方された消化器系薬飲みましたが全く変化なし。

 看護師の自分的にもこれはついに心療内科領域か?と考え、意を決して受診しました。抗不安薬と睡眠導入剤を貰いしばらく様子を見ましたが大きな変化はなく診断書の元、半年の看護師生活を一旦休憩し休職しました。

 それから半年内服治療して、違う病棟に復帰しましたがまた半年でダメで、部長から辞めるか働くかどっちかにしてと言われたのでその月で辞めて地元に帰ってきました。

 
 地元の精神科の先生と相談しながら薬の変更や量の調節で食欲と睡眠は取れるようになりました。理由のない不安感や動悸は取れないままです。地元に帰ってから半年間治療をして、そろそろ働けそうだと思い、先生とも相談してまた地元を離れ。現在働いてる精神科の病院に就職しました。

 
 そこでも何度か薬の調節をして睡眠と食欲と消化器症状はびっくりするくらい無くなり、不安感と動悸は頓服という形で対応して生活してました。徐々に薬を減らしていって、頓服だけの対応まで減らしその頓服も期間はかかりましたが3錠から2錠、1錠から0と段階的に減らしていまは、数年前まであった症状はないです。

常にある胃痛 吐き気 食欲不振 体重減少

手の震え 人前で緊張する 酷い手汗や脇汗

人見知り 起きてる間あった不安感や動悸

頻脈や不眠

 学生の頃から自分の性格だと思っていたものが、治療をして消えてしまいました。あの頃の友人に会うと別人みたいに変わったねって言われます。やっぱり目には見えなかったけど病気だったんでしょう。いまはこうして元気に働いて精神科勤務は5年です。

 これからこのnoteで僕が経験してきたことや人間関係で気をつけてることや考え方などを記載していきますので興味がある方はよろしくお願いします。

 最後まで読んでくださりありがとうございます。何か質問等あればコメントにてよろしくお願いします。

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