見出し画像

人生を好転させる仕掛け

<1,488文字>

さまざまな宗教、自己啓発セミナー、コーチング、スピリチュアルなセッションなどでは、だいたい同じことが言われます。
違うのは、人によって響く言葉や感じるポイントが異なること。
同じ物を食べても、腸内細菌などの違いによって、栄養の摂り方が変わる感じですね 😊

その『同じこと』というのは、『感謝することの大切さ』『ありがとうを口にする習慣』です。
では、何故それらが善いのでしょう


今回は、そのメカニズムについて、つづってみたいと思います。

まず最初に、思い浮かべていただきたいのは、『自分が感謝しているシチュエーション』です。
あなたは、どんな時に『ありがとう』という言葉を口にするでしょうか?

何か善い施しをしてもらった時やものごとがうまく運んでいる時ですよね。


ですから、現在の状況がどうあれ、自分が生きていること自体に『感謝』できれば、それは現状を『うまく運んでいる』とみなしていることになるわけです。

そして、脳が『うまく運んでいる』と思い込めば、ものごとがうまくいく確率はグッと上がります。
何故ならわたしたちは、潜在意識が『こうなる』と信じている/予感している方向に思考をめぐらし、身体を動かすからです。


そうした未来を先取りする仕掛けを、日本では古来予祝よしゅくと呼びました。
目標を達成したものとして、先に祝ってしまうんですね。
春のお花見は、秋の収穫の予祝でした。
つまり、『今年はたくさんのお米がとれた』と前もって自分に思い込ませるわけです。
そうすると、そうなるように自然に身体が動いていきます。
辛い農作業を『当たり前』に行えるようになるのです。

その逆は、危機感をあおるやり方。
『怠けていたら、食べる物がなくなるぞ!』という脅しは、まず最初に『食べ物がなくなるシチュエーション』を想起させるので、のっけから元気をそぎます。
その上で、ムチを打つ形で働かされるので、どうしても労働が奴隷的になってしまうわけです。


『笑う門には福来たる』というのは、まさにそうした予祝的仕掛けを表した成句と言えます。
通常、わたしたちは福が来たから笑います。
それはそれで当たり前ですが、だからこそ『笑っている』と、脳は『福が来たんだ』と勘違いをします。

ちなみに、笑うためには頬の筋肉をきちんと機能させる必要があるので、身体の運動と同じように、スクワット的な鍛錬が効果的です。
つまり、口角を上げる練習。

ただし、以上のような解説なしに、いきなり朝礼で『笑う練習』を無理やりやらされたりすると、嫌になりますよね 😊
あっ、もちろん、嫌にならない人もいます。
そのあたりが『あう/あわない』ですね。

「つべこべ言わずにやれ」と背中を押されるのが好きな人(というか、そうじゃないとできないと思っているので、そうして欲しい人)もいます。
逆に、背中を押されること自体が嫌いな人もいます。
わたしは、どちらかと言えば、そのタイプです。

そうした違いは善い・悪いではなく、冒頭書いたように、腸内細菌の違いみたいなものですから、人生を好転させたいと思われる方は、世間的な評判が高い・低いといったことではなく、自分にあったメンターやコーチを見つけられるのが善いでしょう。


早く行きたいなら一人で行け
遠くへ行きたいならみんなで行け

みんなで行くには進め方が大切ですね 😊




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

よろしければ、『スキ』ボタンを押していただけると、励みになります。 そして、誰かのお役に立ちそうだったらシェアやオススメをお願いします。
もちろん、コメントも大歓迎 😃

世の中に、笑顔のあふれる人を増やしたい、と思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?