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幼子(おさなご)の日々
あの頃の僕は、といえば
土曜日の学校から帰ってきたら
お昼ご飯を食べるやいなや
一目散に遊びに出掛けたっけ
日の沈むスピードに追い越されないように
何度も坂を駆け上っては自転車で降る
ブレーキを掛けて負けだと言われないよう
気づかれないようレバーを握った
夕飯の後にはいつものクイズ番組の
人形が回答席の横で吸い込まれている
分厚いブラウン管の箱の中の
世界の謎にドキドキしていた僕がいた
ドキ
dial-up lover
いつも繋がっているわけでもなく
繋がろと思ったときには混雑で
深夜にやっと繋がった
そう思えばあっという間に朝になる
いつも、そこにあるわけでもなく
いつも、繋がれるわけもなく
いつか、繋がれなくなる日がくる
いつか、それさえ忘れられる
モジュラジャックに繋がった
黒い線をゆっくりと音も立てずに
抜いたのだろうか
もう繋がることもないのか
fallling, falling
季節が変わる
夏から秋へ
それとも、落ちる?
夏から秋へ
秋という季節が好き
雨の降る音が好き
静かに動く季節
音も立てずに
いいことがあっても
わるいことがあっても
あきばてぃっく
見慣れているカラフルな街
モノクロームな街並みも良い
クラシカルな視点で
サイケデリックに微笑んで
Escalation
そうだよ
そんな時期だよね
街が静かにドレスアップ
眩しいね
キラキラ、ヒカル
illumination
ねぇ、これは
夜空の星を真似したものだよ、と
そういうと
きみは不思議そうな
顔を浮かべて
空にはこんなに星があるもの?
なんていうから、ぼくは
数え切れない星が浮かんでいるよ、と
マフラーの上の小さな耳に囁いたのです
ほんとうに?
と、呟きながらきみは
そっと夜
magical, logical, poetical.
「ねぇ、ママ?」
「どうしたの、目が覚めた?」
「あのね。体がね。ふわぁーっ!てなって。それでね、ぶぉーーんっ!てなってね。お空を飛んでた」
「それは、きっと、小人さんの魔法だね」
「こびとさんの、まほう?」
「時々、私たちの世界に顔をだして、
ちょこちょこイタズラしていくの。
でも、悪い人ではないんだよ」
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「先輩、ここにあったわたしのチョコ、
知
is this trick?
魔法は、あるの?
これは、トリック?
秋の夜長にみたいマボロシ
あぁ、かぼちゃのお化けと
そぅ、黒い魔女が猫を連れてね
青い夜を歩いていくの
is this magic?
is this trick?
or fantasy?
ねぇ、蝋燭に火を灯しましょうか
見惚れているとあなたも魔法で
猫にしちゃうよ
月の魔法に
かかりたいの
どうせ魔法にかかるのならば
そう、三