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PERFECT DAYSを観たんだよー

役所広司さんが演じる公衆トイレの清掃員の日常を描いた映画。

最初は毎日同じことの繰り返しで、ずっとこのままなのかなと思ったら、意外な方向で話は展開していきました。

わたしは、主役の平山さんの日常は尊くて美しいと思ったけれど、最後のシーンの表情で本人は本当はどうだったのだろうと分からなくなりました。

幸も不幸かが人生のすべてではないのかなというのが行き着いた結論で、この映画が言いたかったことはそこではなかったのでしょう。

出勤する時必ず平山さんは、空を見上げます。視線を上にすると気持ちが少し上向きますよね。誰しも感じている日常の退屈感や鬱屈した気持ちを払拭するルーティンが続きます。おそらく多くの人が感じているであろう日常をとてもよく表現されていました。

でもそれがいつしか崩れていく。

それは、とてつもなくストレスであり、パーフェクトではない日常になっていってしまう。

淡々と迎えられる日常がどれほど尊い日々なのかを教えてくれているようでした。

何度も木を見上げるシーンが出てきます。エンドロールの終わりに「木漏れ日」という日本語の説明がされます。

平山さんが望んでいたものは何だったのでしょう?まだ答えが出ませんが、余韻に浸りながら考えてみたいと思いました。

おわり


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