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元カノとの罪悪感

「このままの状況を続けるのは何か罪悪感がある。」

そんな言葉から始まった昨日の電話。

電話の相手は、半年ほど前まで付き合っていた元カノ。

別れた原因はいくつかあるのだが、結局は僕が中途半端なことをしていたから。

別れることを決めた日、僕は何もかもきちんとしてから会いに行くと心に決めた。

自分の身の回りを整理し終わるのは、少なくとも1年ほどかかる。

だから、それまで待たせることはせず、もしもその時まで気持ちが続いていたのなら、もう一度気持ちを伝えたいと思っていた。

そんな中、別れて3ヶ月後に元カノから連絡が来た。

「今連絡しても先に進めないことは理解しているが、どうしても忘れることができなかった」と伝えられた。

それは僕も同じだった。

携帯を開けば、連絡が来ていないか無意識に確認してしまう。

僕が逆に連絡をしてしまうのも時間の問題だったと思う。

話し合った結果、一旦友達として過ごしてみようという結論に至り、僕たちの友達生活が始まった。

ただ、
きっとこの先、また付き合える日が来るのだろう
という期待をお互いが感じていた。

そんな生活を始めて2ヶ月ほどが過ぎようとしていた今日、僕らはこの関係を終えることを決断した。

お互いが、お互いをキープしているような感覚になったからだ。

僕たちがまた付き合うとしたら、今から半年後。

この半年を縛り付けてしまっているのではないかという気持ちが生まれてしまった。

この半年という期間も、僕の勝手な都合なのだから、結局中途半端をしていたのは僕だった。

彼女はいつも一生懸命で、周りに気を遣えて、いろんな感情を曝け出す。

僕より年下なのだが、僕よりしっかりしていると感じる時もあれば、何してんだよと守ってあげたい可愛さもある。

本当に魅力的な人だった。

「大人になると守るものに優先順位をつけてしまう」

天気の子という映画のセリフだ。

お店というほど歳をとっているわけではないが、きっと捨てられないものを持ちすぎているんだろうな。

そうやって大人になっていくたびに、きっと大事なものを落として生きていく。

バランスが難しいものばかりでこの世界はできている。

そのバランスが、きっと個性につながって、譲れない何かを形成する。

僕はその譲れない何かが、「誰か」であってほしい。

この先何が起こるかは分からないけど、好きな人を大切にしたい。

だから、中途半端に生きるのはもうやめます。


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