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【感想】光る君へ 第5回「告白」

『あさきゆめみし』6巻途中まで読みました。

読む前から光源氏に対して「どうしようもない男」と評されるのを何度も目にしていたので、「マジでどうしようもねえな!!」とゲラゲラ笑いながら読んでいられています。

が、しかし一方で。
多感な年ごろに次々と新しい女に手を出す男の物語を読んでいたら、人によっては拒否反応がすごそうだなあ……という思いもあります。

そうなると授業で教える題材としては『源氏物語』よりは、『枕草子』になるのかもなあ、と。
私自身、高校生の頃に『源氏物語』をがっつりやった記憶がないのです。桐壺の段、本当に冒頭のところはやりましたけど、あそこだけだったよなと。

『あさき』は今の年齢だから楽しめているところもあるのかな、と。しみじみ考えております。

以下、本編感想です。





・水浴びしろ→「冬だよ死んじゃうよ!」
惟規の切り返しw そしてそのあとの予想できた流れ、ギャグすぎる。


・い、家に!? 家に行くからそのことを父親にも伝えてくれと?
為時からしたら、なんで藤原道長が? ってならない……?

戸惑っておりましたが、「道長が求婚しようとした説」を見て納得しました。
冒頭でも五節の舞姫から縁談に繋がった話があったし、参加していたまひろに話が来てもおかしくないはずですものね。

身分の差に驚いたであろうまひろへのお詫びといっても、それだけで家に行くのは大げさに思える。


・この前日にIPPONグランプリでロバート秋山さん優勝を見たので、実資はいろんなことができて優秀だなあ……という気持ちになる。


・倫子様の猫ちゃんは小麻呂……こまろちゃん……かわいい!!
でも猫が逃げ出したからと言ってお貴族様が自分で猫を追いかけるものなのか?(世話役に追いかけさせるものではないのか)
ここも倫子様が来客に姿を見せようとした説見て、ありそだな……と思う場面でした。


・道兼を恨む一方で「私があの行動をとらなければ」と思わずにおれなかったまひろ。
三郎に「謝ってほしいわけじゃない」という言葉の通り、「聞いてほしかった」のだろうなと。

でも「三郎に会いたくて急いでいた」なんて他の誰に言えることじゃなし、誰にも言えずに抱えていたんですね。見ている方も泣きそうになりました。

まひろに三郎を、道長を、責める気持ちは全くないだろうけど、それでも道長の中に罪悪感が生まれることに全く違和感はないし。


抱きしめろよ!! と思う一方で、肩を抱くぐらいで済ませてくれてよかった気持ちもある。


・「帰るのかよ……」
視聴者全員の想いを代弁してくれた謎の男。
それまで聞いていてツラかったけどここで笑いが出ました。

名前も出たけど謎の男はもう「謎の男」になってしまった私の中で。
まひろが家に着くまで、離れた位置から見守ってくれてたんだろうなあ……。


・「やっと聞いたな」
ひい

・道長、出世に燃える男、かつ実際その夢を叶えた男というイメージがあったので、これまでののらりくらりとした態度は不思議ではありました。ここから変わっていくということでしょうか。

・道長父兼家こわい。こわいぞ。



・今回タイトルの「告白」はいろんな部分にかかっているのだなぁ……。

・次回「二人の才女」ってこれはもしやまさか来るんですか……清少納言……!?
会ったことがないと推測されている二人ですがやっぱり「このドラマはフィクションです」な以上、この二人の邂逅には期待しちゃうし楽しみすぎますね……どうなるんだろ、わくわく。
いやほんと……毎回次回が楽しみ過ぎる……大河が楽しみだと日曜夜がツラくない……ありがとう大河ドラマ……。



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