あなたがあなたが不死種、長命種を諦めるべき一つの理由にUVするべき一つの理由

※一つではないです。

決選投票が始まりましたね!決選投票のvote基準は普通の投票基準とは少し違い、簡単にまとめると「賞典にそぐう面白さがあるか」、「選択したテーマに適合しているか」、「選択したテーマを軸にした作品に仕上がっているか」が主な投票基準らしいです。(私の投稿作、「あなたが不死種、長命種を諦めるべき一つの理由 http://scp-jp.wikidot.com/vampire-is-goldenbomber」はテーマ「怪」で参加しています!)それらもろもろを加味すると、あなたはあなたが不死種、長命種を諦めるべき一つの理由にUVするべき理由が見えてきますね!

決選ポイント1

「怪」人が出てきます。吸血鬼はファンタジーと恐怖を両立する怪人の代表といっても差し支えないでしょう。特撮番組では非常に高い頻度で吸血鬼モチーフの怪人が登場しますし、ワンパンマンとか吸血鬼すぐ死ぬといった有名漫画にも登場します。鬼滅の刃の鬼も広義の吸血鬼でしょう。有名な吸血鬼、ドラキュラは1897年にブラムストーカーによって作り出される等、歴史にも富んだ怪人です。「怪」をテーマにしてこのコンテストに参加するにあたって、有名な怪人である吸血鬼をピックアップすることはとてもテーマに合致している、そう思いませんか?

決選ポイント2

「怪」文書です。なんなんだこれは。多くの媒体において荘厳でシリアスに語られる吸血鬼ですが、このTaleではとてもコミカルに描かれています。ほとんどの人が思いつかなかった吸血鬼の弱点である○○、吸血鬼の情けない姿、そんな突拍子もない内容が短い文字数でまとめられており、すらすらと読める構成に仕上がっています。これは怪文書といっても差し支えないでしょう!

決選ポイント3

「子は怪力乱神を語らず(孔子のように優れたものは、怪しげなこと、力をたのむこと、世を乱すようなことは語らない)」、論語にはこのような記述があります。SCP財団では既存の怪奇現象、都市伝説、迷信、奇跡等について科学的視点に基づいたアプローチを行う財団を描く記事がよく見られますし、そもそも報告書という形式をとっていること自体が科学的なSFとオカルトの融合というSCPのイメージを作り上げているといって差し支えないでしょう。このSCPの全体的な傾向が上記の故事成語と通底していることは否定できません。「吸血鬼の生態に科学的アプローチを行い、その結果を吟味する」この記事は、怪奇創作サイトSCP財団を代表する記事、つまり10周年のコンテストの優勝を飾る記事として遜色ないテーマだと、そう思えるでしょう。

決選ポイント4

十字架→十→X→Xのコンテスト

決選ポイント5

怪という字には、「身分の低い」という意味もあります。高校古文の授業で「あやしい」をそういった意味で習いませんでしたか?この記事の登場人物チャウシェスク閣下はかつて身分が高い貴族であったものの、吸血鬼に身を変えた結果財産を窶し財団に保護され、挙句の果てには研究員に悲痛な助けを乞う声を送る立場にまで堕ちます。この対比が「怪」というテーマをより引き立たせていますね。

決選ポイント6

この記事の象徴的存在、「KINTAMA」から、

センシティブ過ぎて触れられなかった「T」を抜いて「KIN AMA」

主人公は男性としてのプライドを奪われているので「MAN」を抜いて「KI    A」

「 K I A 」

「 K A I 」

「怪」





いかがでしたか?

最後にE・ヘミングウェイのノーベル文学賞受賞スピーチの一文を引用し、あとは記事を楽しんでいただこうと思います。

"I have spoken too long for a writer, writer should write what he has to say, rather than speaking(私は作家として語りすぎました。作家は伝えたいことを書くべきであり、話すべきではありません)"

KABOOMの記憶

私の「書い」た作品を、よろしくお願いします。


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