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【感想】1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活は、ガチの根性論だった

1億円の貯め方 貯金0円から億り人になった「超」節約生活

を読みましたので、ちょっとレビューします。

著者の絶対仕事辞めるマンさんについては、ツイッターを何気なく見ていてずいぶん愚痴ばかり投稿するな。と思ったのが第一印象でした。

FIRE系の本をこれまで数冊読んできました。
ですが今回の書籍は、これまでとはちょっと違うんですね。。。。

多少のネタバレにはなりますので、0から読みたいという方は最初の数行までで離脱してくださいね。

今までのFIRE本とは違うテイスト

というのも、これまで読んできたFIRE本は、比較的労働条件の良い企業(めちゃ給料よい上場企業)で高収入を得ながらの投資をするという感じでした。

今回読みましたこちらの書籍は、はっきっりいえば、凡人がブラック企業に耐え節約を繰り返して1億円貯めるお話。いわゆる昭和の根性論が根底にありました。


著者とは年齢も近い私は、多くの共感部分がありました。
まずブラック企業出身という点は同じです。ですが、私と大きく違うのはブラック企業社員って休日になるとストレス発散でお金を使ってしまいがち。。。

ところが、彼は違った。。。。彼はお金をほとんど使わず
入社当初に計画した通りに節約と蓄財を行う。。。

これまで読んだFIRE本に関して達成者は、どちらかといえばスマートな生活をしている印象でしたが、今回はなんか生活がきつそう。。。という印象。
そう、食生活から苦行のように見えてきます。

さらに今回の著者は特に高スペックな人物とはいえない様子。。。
特に、比較したいのが三菱サラリーマンを経てFIREした書籍の著者。高学歴の留学経験ありのエリートとは違う庶民派な彼。


今回のFIRE本は、いわば、凡人でも達成できる方法を知ることができます。

ちなみに、どこの銘柄にどれくらいといった情報はほぼありません。
いかに継続した蓄財ができるか?ということがポイントとなっています。

大事なところだからもう1回。
この書籍は、投資手法のノウハウ本的要素はない
ということです。


今回の本での共感部分をご紹介


例を挙げてみますと、、、

貯蓄額によるメンタルの変化が現れるというところです。

数年間の貯金で「一生自分を守り続ける盾」をつくろう

そう。貯金は自分を守る盾となる。というところ。経験はないでしょうか?もうやめたいと思ったときに、お金があれば怖くない。。と思ったこと。
今いくらあるんだろう。その金額が大きければ大きいほどやめることが怖くなくなりますよね。

1000万円の貯蓄で「死にたい」と思わなくなる。

これは、退職したり突然解雇されても、1000万円という貯蓄額のもたらす安心感を表しています。私はたった200万でも安心できましたので、もっとスケールが小さい男なのですが、確かに200万くらだと1年そこらで使い切ってしまいますので、1000万あれば今すぐ死を意識することもなさそうです。1000万は人生をやり直すにも十分な金額といえます。

というより、1000万円あるサラリーマンなんて、女性にもてまくるのでは??という感想です。

このような感じで、著者の貯蓄額が大きくなるにつれ、メンタルが安定しだすのも読んでいいて楽しいところでした。


今回の書籍がむいている人

私は40歳代にしてこの本に出会いました。

おおよそ、著者は20年以上は蓄財に徹しています。著者の生き方を真似するのは相当難しいです。理由としては、一般的に男性は女性に散財してしまいがちだから。

投資ではなく、節約に重きを置き、また結婚よりも億を達成することを選んだ彼のメンタリティの強さは半端ではありません。

月15万円、ボーナス30万を貯蓄にまわせますか?
生活費を5万円に抑えることができますか?

1億円への道は並々ならぬ努力の成果と言えるでしょう。

著者に拍手を!!






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先日初めてサポートをいただきました。朝おきてびっくりしました。ありがとうございました。