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DIC川村記念美術館での不思議な一日

今日、DIC川村記念美術館を訪れました。天気は霧雨で、降っているのか降っていないのかわからないような微妙な空模様。この天気が美術館での体験を一層特別なものにしてくれました。

館内に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのはモネやルノワール、シャガールの名作たち。彼らの作品は、その色彩と筆使いで私を魅了しました。特にシャガールの夢のような世界観は、霧雨の中の美術館と相まって、まるで別の次元に迷い込んだような感覚になりました。

そして、レンブラントの深みのある作品も見逃せません。彼の描く人物の表情や光と影の使い方は、まるでその場にいるかのようなリアルさでした。

しかし、最も心に残ったのは、マーク・ロスコの作品を専用に展示する「ロスコ・ルーム」。照明を落としたその部屋には、ロスコの大きな抽象画が展示されており、絵の中に吸い込まれるような感覚になりました。意味は分からないけれど、その絵の中に踏み入って行きたいという不思議な魅力がありました。

この日の霧雨は、美術館での体験をより一層深いものにしてくれたかもしれません。晴れた日も良いですが、霧雨の日の美術館もまた、一味違った魅力があることを実感しました。

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