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半導体会社からKADOKAWAに入社された方に、KADOKAWAキャリア入社について聞いてみた。

長期インターン生がインタビュー

半導体の会社からKADOKAWAにキャリア入社された方に、
KADOKAWAキャリア入社のリアルについてお聞きしました。

インタビュー紹介

杉田一馬さん
出版マーケティング局 書籍販売3部 ライトノベル2課
新卒で半導体や電子部品の営業、シアトル支社立ち上げに携わり、KADOKAWAにキャリア入社。現在はライトノベルの販売促進活動や『スニーカー文庫』35周年フェアの実施に携わる。

Q1.現在どんなお仕事をされているのですか?

出版マーケティング局ライトノベル2課に所属しており、主にライトノベルの販売促進活動を行ってます。

具体的には、毎月発売される新刊をどうやって売り伸ばしていくかを考える仕事をしています。アニメ系のグッズや書籍を専門的に扱っている店舗に、新刊の案内を行った上で、どういった特典だったらお客さんに刺さるのかについてを一緒に検討させていただいています。

また検討した内容を、実施に当たって問題がないかについてを、
編集部と一緒に確認させていただくような業務になります。

もちろん新刊だけでなく、既刊についても販売促進活動を行っております。例えば、私が担当している『スニーカー文庫』というレーベルは昨年35周年を迎えました。その節目にあたってどういったフェアを行うのかについてを、編集部と一緒に進めていくといった業務も行っております。

またフェアの特典の内容を踏まえて、新刊の初版を何部すればいいのかについて編集部とすり合わせたり、販売のデータを見て、「この作品が売れているので重版をかけましょう」と提案したりと、そういったことも検証しています。

Q2.前職はどういった仕事だったのですか?

前職では6年間、半導体や電子部品の営業、海外の支社の立ち上げを行っていました。

今の仕事とは違い、「まだ世の中にないものを作る」という仕事だったので、市場レポートを読んで、どこの市場で自社の商品が参入できるかをデータ分析などを用いて考えるといった、製品としてお客さんにお売りする一歩手前の業務を行っていました。

半導体や電子部品をお客さんにそのまま買ってもらうことは難しいので、カメラなどといった製品にしてから買ってもらうために、「自分の商品を使用してくれるメーカーを探す」ということをやっていましたね。

ーデータ分析や市場分析でいうと、今の仕事と共通している部分はあったんですか?

そうですね。データ分析や市場分析といった部分では、今の仕事と繋がっていると思います。

Q3.どういった経緯でKADOKAWAに入社されたんですか?

特殊すぎるかもしれないんですけど(笑)
ちょっとだけライトノベルとか自分で書いていたことがありまして。
短編の賞を受賞したこともありました。

そういった過去から、いつかコンテンツに関わる仕事をしたいと思いつつも、前職で経験した営業やマーケティングみたいな仕事自体は楽しいなとも思っていたんです。

「その間を取って」という形にはなるんですが、自分で作品を書かないにしても、コンテンツに関わりつつ、営業やマーケティングの仕事を続けられたらと思い、それが実現できるKADOKAWAに入社しました。

ーちなみに小説はいつから書かれていたのですか?

23歳のときですね!
大学院に通っていたので、大学院に在籍しているときに書いていました。
受賞したのは社会人1年目のときです。

ー大学院まで進学されたとのことですが、どういったことを学ばれていたのですか?

半導体の研究をしていました。そこで電気回路の設計などを、パソコン上におけるシミュレーションを通して行っていました。

ー新卒の就活では、大学院での学びがそのまま活きる半導体の会社に就職されたのですね。

そうですね。そのなかでやっぱり、エンジニアではなく営業やマーケティングの職種につきたいなといった思いが新卒の時点であったので、職種別採用の会社だけ受けていました(笑)

ここは今の自分と共通しているのですが、自分が好きなものを紹介することが楽しいなと思っていて。

別に技術自体は好きだったんですけども、自分で作るのではなく、製品を紹介したり、どうやったら上手く役立てられるのかを考える方が楽しいなと思っていました。

KADOKAWAへの転職の際も、「好きなものを伝えたい」といった思いで入社しましたね。

Q4.キャリアチェンジする段階で不安はありませんでしたか?

キャリアを変えること自体に対しては、あまりハードルはありませんでした。

現在出版不況と言われていますが、コンテンツ全体の市場は全体的に伸びていて、これからもさらに成長していく市場だと思っています。そういったことから、コンテンツ業界に足を踏み入れることは、むしろ自分にとってプラスになるんじゃないかと思っていました。

ただ前職の会社で、期待されて海外に送っていただいたり、飲み会で良くしていただいた分、人との繋がりといったところで環境を変えることに葛藤はありました。

ーコンテンツ市場に参入すること自体は、コンテンツが今伸びているからこそ不安はなかったけれども、前職でお世話になった方との繋がりの部分で悩まれたんですね。

前職で必要だったスキルと、今の仕事で必要なスキルは基本的には同じだと思っていたので、業界を変えること自体に不安はなかったですね。

ーKADOKAWAに入社する前は、KADOKAWA作品との接点は多かったのですか?

そうですね!
読ませてもらったりしていました!

ですが、KADOKAWAに入社してからは全然読んでない方だったなと思いました(笑)社内の方も、やり取りする専門店の方も、本当に詳しいですし...
だからへこんだとかはないですけど(笑)

でも、それが面白いなと思いました。

有名なタイトルとか挙げても分からない方が多かったのですが、今の仕事で関わる方はライトノベルやマンガにすごく詳しい方が多いので、ちょっと話題を出しただけで盛り上がって、楽しいなと思います。

自分の好きなものが共通言語として存在しているということですね。

Q5.KADOKAWAで働いていてよかったことは何ですか?

3点あります。

1点目は、さきほどの共通言語の話と共通しますが、自分の好きなものが自分の周囲にいる人も好きだというところだと思います。

例えば、最初の飲み会で部長から「新海誠さんの作品だったら何が一番好き?」といったことを聞かれて(笑)前職での飲み会も面白かったのですが、そういった話題はなかったので、そういったところは面白いなと思いました。

2点目は、自分が携わったことが世に出やすいといったことですかね。

前職がBtoBの会社だったので、自分が商品に携わったとしても、目に見える形では分かりづらかったり、公言してはいけないことも多くありました。

でも今は、本屋さんに入れさせていただいたライトノベルが店頭にきれいに並べられて、X(Twitter)などで拡散されてたりとか、フェアの内容が面白いですといった世間からの反響を見ると、自分が携わったことがストレートに世に出ていることに嬉しさを感じますね。そこが仕事をする上でのモチベーションにもなっていると思います。

3点目は、自分が携わったものが比較的早く世に出ることです。

毎月新刊が出ているため、業務のPDCAサイクルが速いと思います。短い時間でいろいろとやらないといけなくて大変な部分ももちろんありますが、やったことがすぐに反映されるところが魅力ではありますね。そこにやりがいがあると思います。

Q6.制度面で働いていて良いところはありますか?

在宅で仕事が出来ることは本当にありがたいですね。

ー今ってどれくらいの出社頻度ですか?

最近は週に1回です。

ーテレワークといった環境の中で入社されて、コミュニケーションが取りづらかったことなどはありましたか?

少し分からないことがあっても、「ちょっと教えてほしいことがあるので電話させてください」と言える環境があると思います。オンライン謎解きや、懇親会の中で簡単なゲームがあったりなど、部内でコミュニケーション推進企画をやることもあります。

普段業務で関わらない方ともコミュニケーションが出来る場が作れるようにといろいろ考えてくださってますね。

ー営業やマーケティング経験がない方でもチャレンジ出来ますか?

チャレンジできると思います。

いろいろな仕事があるので、エクセルが得意な方が活躍出来る仕事があったり、人と話すことが得意な方が活躍できる仕事があったりと、得意の活かし方が沢山あるところだと思っています。

個人の意見ですが、クリエイティブな方が入っていただけると、誰もやってこなかった施策を思いつくことが出来るのではと思います。売るためのアイデアみたいなのを持っている方とかは歓迎されるかもしれないですね。

例えば書店などで、「この作品もっとこうしたら売れるのになぁ」と悔しい思いをされている方は向いていると思います。

ー中途として入社されて、すぐに1人で仕事を任されたのですか、それとも最初は上司の方に教えてもらいながら進められたのですか?

結構教えてもらいながらやりましたね(笑)
なので未経験の方でも教えてもらえる環境は整っていると思います。

Q7.入社を考えている方に一言メッセージ

好きなものに関わることは楽しいと思っていますし、「もし違うな」と思っても、KADOKAWAにはFA制度があるので、自分が合うところに異動してもいいんじゃないかと思います。

自分の「好き」がKADOKAWAにあるのならば、迷わずに応募してみてください!

※記事内容は、取材当時(2024年3月)のものです。
〈取材・文 / 西川宗汰〉


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