東京駅付近のスナップ〜レンズと小道具編〜

2021年2月5日 13:16

前回は視点を変える編として同じスポットでも注目する点を変えることでありがち写真から脱却しよう、という話をしました。

今回はレンズを変えてみるのと小道具を使ってみることでありがち写真からの脱却を試みます。

・レンズを変える

撮って出し-0875

超広角レンズを持っていればついつい骨組みのかっこよさを撮りたくなってしまいますが東京国際フォーラムには被写体はたくさんあるのです。あえて広角レンズは使わずに狭い画角縛りで撮影するのは刺激的かもしれません。

撮って出し-0759

撮って出し-0935

ここで使ったレンズはXF35mmF1.4、いわゆる標準レンズです。広角よりも狭い範囲を切り取る画角となります。もっと望遠のレンズがあればさらに変化の違いをお見せできたのですが…。

現像-0958

KITTE屋上から見えたこのビルもレンズを変えることでもっと大きく、メインに写すことができます。

・小道具を使う

ここで言う小道具とは何も特殊な撮影機材ではありません。手持ちのものでできます。

撮って出し-0947

これは木々のイルミネーションが綺麗だったのですがインパクトに欠けると思い、手持ちのiPhoneの画面をレンズの先に置くことでリフレクションを作っています。F値を低くすることでiPhone本体は前ボケとなり反射した光だけを写しています。

現像-0980

これもiPhoneです。手すりも多少反射していたのですが物足りなかったので思い切ってiPhoneを入れて撮影しました。もう一工夫してiPhoneに写り込んだものでストーリー性を持たせられたらさらにドラマティックな一枚になりますね。

小道具は今回はiPhoneくらいしか撮影していないのですが、大きい鏡があれば面白い反射を作れそうですし、小さなフィギュアなんかを使っても面白いかもしれません。少しの工夫でオリジナリティのある写真を撮ることができます。

・視点を変える
・レンズを変える
・小道具を使う

それぞれそんなに難しくないと思います。写真が行き詰まってしまった、ありきたりな写真ばかりな気がする、そんな方はぜひお試しあれ。

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