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出る杭も出切ってしまえば、何も言われない

コーチングやキャリアコンサルの仕事をしていて、本当にありがたいなぁ、と思わせてもらえることの一つに。
クライアントさんの言葉に、かえってこちらが勇気をいただく、ということがあります。

本日セッションさせていただいた方は、次のような言葉を伝えてくれました。

出る杭も出切ってしまえば、何も言われなくなるということを知りました。

守秘義務があるので、詳細までは書けないのですが。

これまでに誰も行っていないことに挑戦し、
新たな道を切り拓こうとされ、
並々ならぬ努力をされてこられたことが、
お話から痛いほど伝わってきました。


前例がないことを、第一人者としてやることになった時や、表に出る立場(結果、どうしても目立つことになる立場)になった時など、称賛を受けたり、後押しし、支援をしてくれる人もいる一方で。

心ない言葉をかけてくる人、足を引っ張ろうとする人も、残念ながらいるものです。

なんでそんなこと言われなくちゃいけないの…
詳しい背景を分かろうともせず、否定だけするなんて…

と、心が折れそうになったり、いっそ逃げ出したくなることもある。
実際逃げても良いくらいのケースもあるかもしれません。

そのような経験は、きっと多くの方も体験されたことがあるのではないでしょうか?

・・・・・・・

わたし自身も、一番最初にそのような経験をしたと記憶しているのが中学生の頃です。
入学直後は文化系の部活に所属していたわたしは、自らの意思半分、先生からの推薦半分で、その後、中途半端な時期に、運動部の部活へ転部しました。
そんなことは前代未聞だったらしく、その後、上級生からのやっかみ、辛辣な言動に、とても傷ついていた日々がありました。
心配する他の上級生、わたしを笑わせることで元気付けようとする同級生にも救われましたが、一人、こんなことを言ってくれた先輩がいました。

今は、辛いと思うけど、わたしは門脇なら大丈夫だと思ってる。
必ず結果を出して、あの人たちを見返してやろう!

この言葉が、当時何より嬉しかったです。

実際、その先輩をはじめ、顧問の先生や諸先輩方の指導のお陰で、結果を出し始めた頃には、凪のように、平穏な日を再び手にすることができました。

こういう勝ち方もあるんだな、と。
その先輩のお陰で、一つ大切なことを学ばせてもらうことができました。

・・・・・・・

わたしの中学生の体験記とは比べものにはならないですが…
今日お話を聞かせてくださったクライアントさんも、逆境、荒波を前に、決して逃げなかった。

自分には、これを成し遂げる意味がある。
世の中の人を救えるきっかけになる。

その使命感を信じて、ゴールだけを見ていたから、周囲の野次に耳を貸さず、心をかき乱されずに進めたそうです。

そして、見事結果を残した。
結果で示し、先の反対勢力を黙らせることができたんですね。

その体験をしたからこその、先にあげた言葉。

出る杭も出切ってしまえば、何も言われなくなるということを知りました。

本当に格好いいです。
快も痛みも経験し、乗り越えてきたからこそ語れる、その人なりの「哲学」「唯一無二のストーリー」。

コーチングや、キャリアコンサルティングの仕事を通して、このような貴重なお話を伺えることに、心から感謝させていただきながら、これからも、伴走者として一緒に進んでいきたいと思いました。

あぁ、幸せ。

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