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わたしのきっかけ Episode3

第3回目は、コミュニティのマネジメントをはじめ、活動全般に協力してくれているakikoさんのエピソードをご紹介します✨


1.略歴

2.MBA受験までの経緯



1.略歴


以下がakikoさんの略歴になります!

早稲田大学卒業後、NTT Comに入社

13年間務めた後、LINE WORKSに入社、
Automation Anywhereを経て、

2020年8月よりAsana Japanにて
コミュニティ・プログラムを担当

2022年度より早稲田大学 大学院経営管理研究科(MBA)在学中

Asanaは、シリコンバレーに本社があるSaaSベンダーの日本法人でCommunity Marketing Program Managerのお仕事に従事、

早稲田大学 大学院経営管理研究科では夜間主総合という、2年間、夜間と土曜の授業を通じたMBA取得を目指すコースに在席中。

プライベートでは、娘さんが一人いて、仕事×MBAの両立に奮闘されてます。


2.MBA受験のきっかけ

コミュニティマネージャーであるakikoさんのMBA受験のきっかけは何だったのか?
特に重要なエピソードを3点共有させてもらいます。

なお、詳細の経緯はakikoさんのnoteをご参照くださるのが一番かと思いますので、興味がある方はご参照ください。


①コミュニティに携わる業務を推進する中で以前からふつふつと感じていた課題感

1点目は、コミュニティに携わる業務を推進する中、立ち上げ時の社内の障害について、以前からふつふつとした課題感を持っていたことです。

以下、akikoさんのnoteからのコメントです。

これまでの職場でユーザーコミュニティを立ち上げることになり、試行錯誤しながらイベントを何回か行い、ユーザーサイドも巻き込みながら、なんとかコミュニティの形が整ってきていました。メンバーの熱も高まっており、製品にとってなくてはならない存在になってきた、と感じていた矢先に社長が交代し、コミュニティ施策が認められずにストップせざるを得ない状況になったことがありました

また別の職場でも、オーディエンスごとに複数のコミュニティを立ち上げ、ユーザー会のリーダーも決まって、イベントの回数も重ねて順調にコミュニティが成長してきたと感じていた矢先に、自身のチームがほぼ解散という状態になり、コミュニティは停止、私自身も職を失うという経験をしました。

いずれのケースも、ユーザーのエンゲージメントは高い状態にあり、事前に上司と握っていたKPIは達成していました。社内や社外からもコミュニティに関してポジティブな声が聞こえてきていました。

つまり、客観的に言って、うまくいっていた状況における出来事です。

うまく行っていないからやめるのであればまだ納得ができましたが、思い描いていた通りに進み始めて、さあこれからという状況になってから、活動を停止し、手放さなければならないという状況に、正直なところとても悔しい思いをしました。

また、私自身だけのことならともかく、すでにユーザーを巻き込んで始めてしまっていたので、とても申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

②コミュニティの価値を経営層に理解してもらいたい!


そして、そのような状況を招いているのはなぜなのか?思考を深め、コミュニティの価値を経営層に理解してもらいたい!と想ったことがMBAを目指す初期のきっかけだったそうです。

コミュニティというものは、企業活動としても新しい手法であるため、一部のスタートアップが多い業界やIT業界以外では、企業の戦略の一つになりうるということがあまり知られていない状況にあります。

コミュニティというビジネスに効く手法、競合他社と差別化して企業の価値を高める方法があることを、他の業界の経営者が知ったら、もっと市場で勝てるようになるかもしれない。

どうやったら、コミュニティがビジネスに有効であり、成長戦略や競争戦略上必須であること(Nice to haveではなく)、そして成功しているコミュニティは何にも代え難い重要な企業価値であることを経営者に理解してもらい、継続的に支援してもらえるのだろうか?

私がMBAを目指すことになったスタート地点の課題意識でした。


③コミュニティのビジネスインパクトについての研究をレポートとして発表しよう!   

     
その後、ご自身で具体的な活動に移され、「コミュニティのビジネスについて研究を行いレポートとして発表しよう!」という具体的な想いを形成されていったそうです。

「コミュニティのビジネス上の価値を明らかにするにはどうすれば良いのか?」という問いを立て、何名かの方に壁打ちを開始し、
コミュニティのビジネスインパクトについての研究を個人的な研究として行ってレポートとして発表するという企画を思いつきました。

企画書までは落としてみたものの、個人研究をやるにしても、私はどんな立場でそれをやって、発表するのか?果たしてやりきれるのか?誰のどんなお墨付きをもらえば世の中に認めてもらえるのか?など、いまいちしっくりこない点がいくつかありました。

そんな時、会社の同僚でMBAコースに進学する人がたまたま同時期に相次ぐということがありました。

そのうち一人の話を聞いた時に、私が考えていたことがふっと頭の中でつながりました。

コミュニティがビジネスに有効であることとその成功要因を研究するなら、大学院で正しい研究手法や経営学を学びながら、論文を書いてアカデミックな裏付けを得るのが、一番説得力があるのではないか?

そう思い至り、「大学院でコミュニティを研究する」というアイデアがパズルのピースのように自分の中でぴったりとハマったのです。

コミュニティのビジネスについての研究し、
修士論文に仕上げてとして発表しよう!


このような具体的な想いがきっかけとなり、MBA受験を決断されたそうです。



最後にakikoさんのMBAへの期待のコメントも共有します。

人間は自分の知らないことは知り得ないので、新しいことに触れても自分の理解の範囲でしか体得できないことが、成長の一つの限界になってしまいます。

特に、経験を重ねて自分の一定の勝ちパターンを身につけていくと、残念ながらその傾向は高まってしまうように感じます。

私の場合は、元来思い込みが強く「これ」と決めたらそこしか見えなくなってしまう性格なので、これまで自分がIT業界/B2B SaaSプロダクト/マーケティングとカスタマーサクセス 、という狭い領域を深めてきたことで、自分の理解してきた世界が全てだと思い込んでしまう恐れがあると感じていました。

MBAでの学びは、これまでの経験にない視点を得たり、違う価値観や知らないことに気づいて自分の枠を広げる良い機会にもなると信じています。

違う価値観や知らないことに気づいて
自分の枠を広げよう!


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