前回の記事　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　次回の記事

はじめに

今回から、Azure Digital Twins を試していきます。
Azure Digital Twins の詳細は、Microsoft Docs の Azure Digital Twins のドキュメント - チュートリアル、API リファレンス | Microsoft Learn で解説されています。
このサービスの登場が、私がマイクロソフトを卒業して独立しようと思ったきっかけでもあるのですが、正直、かなり多くの技術者が「何なの個のサービスは？」と思っているのではないでしょうか？

Azure Digital Twins とは - Azure Digital Twins | Microsoft Learn のページの冒頭をそのままコピペしてみました。モデル駆動型開発系の特定の一派に属する人達を除き、「”デジタルモデル”？”ツイングラフ”？何それ」じゃぁないですかね。
私が卒業して真っ先に note.com に投稿した「ビジネスシステムにおける概念モデルの重要性」で詳しく説明しているので、そちらを読んでほしいのですが、ここでも簡単に説明しておきます。

Twin？ Twin Model？ Twin Graph ？

デジタルツインは、ビジネスに関連する現実世界の写しを IT システム上に構築します。現実世界を正確に写し取ったデータ群を使って AI をはじめとする様々な最新 IT 技術を活用することにより、今何が起きているかを把握したり、これから何が起こりそうか、また、現状のプロセスを変えたらどんな未来が待っているかを予測することができるようになります。その結果としてビジネスプロセスの最適化や、新たなビジネス価値の創出が可能になります。逆に言えば、デジタルツインをビジネスで活用するためには、現実世界の写しを IT システム上に構築することが必須だという事です。これはデジタルツインに限らず、デジタルトランスフォーメーションやメタバースの実現についても同様です。